読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

シンキンカン!

冒頭の一篇で、「そうそう、今度こそは写真撮ろうと思うのに、気付くと食べ終わってるのよー」と、激しく同意。とくに実家の家族とのときがその傾向が強い。母に至っては、ふだん仕事で自分の作成した食物をカメラに収めているのに、なぜかプライベートな食事やお茶の時間となると、直前まで「写真撮ろう撮ろう」といっているのに気付くときれいに盛り付けられていた大皿から人数分取り分けて、すでに食べ始めていたりするのだから、油断も隙もない。
しかし、写真に残しておきたい料理ほど、こうしてうっかり食欲に負けて撮り逃したり、あるいは場の雰囲気が携帯カメラでちょっと、という行為がなじまなかったりして、いっそう記憶の中で鮮やかに甦ったりするのであった。どっとはらい