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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

ふつうをフィルムに焼き付けるマジック

今朝というか午前中、映画『鍵がない』を見てきました。日常生活で起こりそうで起こらなそうな、ふつうの人たちの、半現実的にファンタジックな、愛らしいお話。タイトルが出るところ、和田誠のような愛らしさなんだけど、その印象のままの佳品。
内容はとってもふつうなエピソードの積み重ねで、どこが見所と言う派手な展開はないけれど、見ると滋味深い後味に浸れます。ちょっとビリー・ワイルダーみたいな感じ。
ちなみに写真は映画のなかの空気公団の曲が収録されたCDのライナー見開きと、その下に映画パンフレット。CDは、映画で使われた空気公団以外の音源が入っていないのが、やや不満。それくらい、音楽が重要な要素になっている映画なのです。
この映画、東京では渋谷の東急Bunkamura前のシネ・ラ・セットで、11/18まで朝10:10から上映してます。名古屋シネマテークでは、11/15〜11/18のレイトショー上映があります。