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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

『ピンクナルシス』

伝説のゲイ映画*1を、とうとう見ました。しかし、シラフで見るのはけっこう辛かった。なにしろ、ひとつひとつのシークエンスがくどくて長く、何度も繰り返されるのです。もうおなかいっぱい、という気分をこんなに何度も味わう、というか、味わい続けたのは、正直、初めて。酔っ払っているか、ラリっていてみれば、まばゆいばかりの万華鏡のような映画なのかもしれないのですが。

そのせいか、映画のあと即、飲みに行って、翌日が長丁場の溝口健二シンポジウムなのに、三時まで飲んでタクシー帰宅という体たらく。

それにしても、いろいろなすてき小物がちらりちらりとしか映らないのは残念でした! ピンクのラメ球に、赤いスパンコールで世界地図を描いた地球儀とか、ダイヤルの内側が、さまざまな色のラインストーンでガーベラのように彩られている電話とか。

ちなみにシアターN渋谷にて、8月25日までです。