愛しい者の頭ならば持ち歩きこそすれ、と。
「誰でもよかった」殺害相手の頭など、持ち歩いても厭わしいだけだろう。
今日のあのニュースを読んで、母の頭部切断出頭少年はうそをついている、と思った。「誰でもいいから人を殺してみたかった」というのは「母は(自分含む)他者に殺されなければいけないような人間ではない」と思いたいが為の少年の心的防衛から出たうそ、なのではないだろうか。
恐らく、特に荒れた家庭でもなく、家族仲も良いのだろう。もしかすると少年が母を殺してしまったのは、殺さなければ分離できないほどの不安を引き起こす愛着・固着があった、という思い込みによるものかもしれない。