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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

シュヴァンクマイエルの魔法の夜

「シュヴァンクマイエルの魔法の夜」に行って来た。一言で言うと、たいへんお得なイベントでした。


美味しいチェコビールを飲み、チェコのお好み焼きと紹介されたチェコハッシュドポテトを食べ、ずっと本の中でしか知らなかったクネドリーキをちぎって、そのどら焼きのようなスポンジケーキのような蒸しパンのような感触にうっとりもした。シュヴァンクマイエルの見たことの無かったフィルムも5本以上堪能した。


で、瀧である。瀧自身はシュヴァンクマイエルが好きなようだったが、客席から瀧への質問は、「瀧とシュヴァンクマイエル」に絡んだものがみごとなまでになく、「おじいさん先生」とか「電グル」、果ては「さいきん音楽を始めたわたしに、表現についてアドヴァイスしてください」というようなもので、なぜかミニのメイド服姿(せめてディズニーのでいいからアリスコスプレにしたらよかったのに…)で現れた司会の女子の滑りっぷりとともに、その状況にはシュヴァンクマイエルが含まれていないのに、状況自体はきわめてシュヴァンクマイエルの映画的なものになっていて、とっても可笑しかった。


わたしとしては最近、緒川たまきのようにサブカルイベントに関わりつつある瀧、というものを見たくもあったが、やはりそのような瀧はまだあんまり受容&需要されていないんだなあと実感。