ジャック・タチ映画祭＠渋谷 シアター・イメージフォーラム

イメージフォーラムでジャック・タチの『パラード』。強烈にクレージーキャッツを思い出す、大人が本気でバカやる自由で粋な笑いの世界。終演後の舞台に上がり込んだ子どもたちと、それを見る客席の大人たちのラストシーンで涙。撮影時の1973年と、1969年生まれの自分の年齢とがジャストフィットしてしまった！

『パラード』は、パントマイムをたくさん演じる監督本人の登場時のファッションが、モカロールみたいな薄茶色の上下に真っ赤なタートルネック、足元は革靴に赤白ボーダーの靴下とめちゃくちゃおしゃれ。客席の人たちも、フラワームーブメント真っ最中で、男子も色とりどりのおしゃれさん多数。このおしゃれな人たちを見るってだけでも映画館のスクリーンで見る価値があったなあ。

そうそう、遺作であるこの『パラード』と併映のジャック・タチ初主演作品の『乱暴者を求む』も、とても楽しかった！ ふたつの作品の間は40年離れているんですね。松濤美術館で猫展も見ようと思って出てきたけれど、ジャック・タチの映画が素晴らしすぎてその影響下から今日中は逃れられそうにないので事務的な用事だけすませて帰ることに。

なお、渋谷イメージフォーラムでのジャック・タチ映画祭はゴールデンウィークの5月9日までやっています。
なお、渋谷イメージフォーラムでのジャック・タチ映画祭はゴールデンウィークの5月9日までやっています。
（だいじなことなので、二度、言いました）