年末旅行・補遺
旅行に行っても霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の習性で、いろいろ気になる。ということで補遺。
・日本語、フォント、レイアウト
なぜ一行目はゴチックで「お掃除をして」とお嬢様ふうなのに、二行目は明朝、しかもやや小さめのフォントで「ください」なのか。外資系で「Please」を「ください」と直截に表記したのか。とりあえずゴチックか明朝のどちらかだけにでもそろえてほしい。
「入口の係り」の「り」はとりましょう。「ください」が「下さい」になっていないのはスマート。でも前夜のメニュー表もだったけど、なぜこのレストランで出てくるペーパーは紙の右側に偏ってプリントされているのだろうか。
・富士山アイドル説
よく見えるところに来ると、自分も含め、撮りまくってしまう、それが富士山。
アイドル説は、チベット漫画を描かれる蔵西さんより。
アイドル。つい撮ってしまう pic.twitter.com/YR6GefOXnV
— 蔵西@チベット漫画・月と金のシャングリラ (@kuranishitenten) 2017年12月23日
・ホテル館内廊下
つねになんらかのインストゥルメンタルが流れている。なぜなのか。外資系はみんなそうなのか。人っ子ひとりいないド早朝とかだと、かえって不気味な面も……。いや、それはここの建物がY字型で、方向を見失いやすいのも関係あるのかもしれないが。
・チベット
一泊二日の短い旅行なら、行き先が外資系アメリカ科シャレオツ目のホテルでもこの帆布バッグで出かける。旅行は身軽が一番。描かれているのはヤクと牛の混交種の雌「ゾモ」。手に入れたのは、こちらのゾモ普及協会から。
ゾモ普及協会のTシャツ、トートバッグは、2015年4月25日のネパール大地震で打撃を受けた、ネパールのランタン谷に住むチベット系住民の復興支援のための製品。ゾモの足元にはチベットの文字で地震当日のメモリアルで「425」が書き込まれている。首にはランタン谷の名前から「ランタン」を提げて。
なぜそんな話を唐突にするかというと、旅行から帰ってしばらくして、泊まったホテルチェーンについてのこのニュースが流れたから。
さらに、こんなニュースも。
台湾を国扱いしたということでいくつかの企業が謝罪させられているが、ホテルチェーンのマリオットではチベット独立運動のアカウントのツイートに「いいね」をしたことを理由にある従業員を解雇しようとしているとのこと。忖度は日本の専売特許じゃない。 https://t.co/BfEq05zXPL @SCMP_Newsさんから
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) 2018年1月15日
いやいや、従業員の生活や思想は自由であるべきでしょ。
もっとも中国政府は、この物言いをつけたことで、チベット問題のような少数民族の問題、台湾問題、香港問題のような住民による自治権と民主主義の問題が継続しているということを自ら掘り起こしたようなもの。これを機会に、チベットを知ろうというひとが増えることを願います。
ことしのロサル(チベット新年)は2月16日。そんなこともわかる「チベットカレンダー2018」、今年はまだご注文承ります。お申し込みはWebサイトから。https://t.co/7SOh5xwaoQ pic.twitter.com/5UjzhsK17z
— SFTJapan (@SFTJapan) 2018年1月16日