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気まずいドッペルゲンガー

幼少期からドッペルゲンガーには迷惑をかけられている。幼少期から思春期にかけてだけなら、自分とその同年代の周囲の精神不安定によるもの、ということもできるかもしれないが、ことはそう簡単ではない。ということは過去に書いた。

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最近では去年の夏、カフェで「ミズノさん」と声をかけられたのが、わたしにとって最新のドッペルゲンガー体験であった。しかし、最新は先日、また更新された。ご近所さんに、「この間、春らしい素敵なワンピース着てたでしょ」と、言われたのだ。

それは大きめの花柄だという。しかし、そんなワンピース、持ってない。

しかも、その時期は放射線治療で毎日、上半身の服を脱ぎ着する必要があるのでワンピースを避けていたし、治療のない日にワンピースを着た日もなくはないが、柄などない無地のグレーのニットで、とてもじゃないが「春らしい素敵なワンピース」ではないのだ。

 

そして、思い出した。去年か一昨年か忘れたが、やはりご近所さんに、「昨日着てた着物、素敵ですね」と言われたが、その日は出勤日で和装などしていないし、なんならその一か月以内は洋服ばかりだったことを。

そして、ご近所さんはその時も、今回も、「あ、よかったー。声かけなくて」と言ったのだった。

 

この、ご近所にいるらしいドッペルゲンガーが「ミズノさん」かどうかはわからないが、ここまでご近所だと、先方もわたしに間違われて困惑していることが、ないとはいえないのではないかと思うと、なんだか、気まずい。

ちなみにこの町内には、わたしとはまた別の気まずいドッペルゲンガーが発生していることをこのご近所さんから聞いたが、それはわたしよりさらに気まずく複雑なので、また、別の機会に。