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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

レッスン覚え書き

この日はバーレッスンみっちりの先生のクラス。なんと小学生のニューカマーが! 大人向け超初心者クラスだと思っていたのですが、全年齢対象超初心者クラスだったようです。
小学生はさすがに身体が柔らかいのですが、その反面、身体を伸ばしていったあと、どこで止めるのか? という感覚をつかむのに苦労するところもあるよう。帰りにエレベーターが一緒になったので「面白かった?」と聞いたら、満面の笑みで「うん!」と言ってくれたので、ぜひ続けてほしい。
レッスン中はガラス越しに見学されてたお母様によると、「ずっとやりたいと言っていたのがのびのびになっちゃって」とのことでしたが、アラフィフで始めた身には10歳前に始められるのはもう、羨ましいの一言です。

 

 
わたしはといえば、今日は横に脚を出すときの足の位置と、脇腹が伸びてない点を指摘されました。
脇腹についてはほかの先生のクラスでもほとんど必ず指摘されるのですが(片脚バランスで立っているときに後ろから両脇腹の肋骨の間に指をがっつり入れて広げるように指摘される先生、首と頭の付け根とその下の頸椎に同じように指を添えて首を伸ばす指摘をされる先生も)、これはおそらく幼少時の虐待の後遺症も多分にありそう。目黒区の虐待死事件で検死の結果、「胸腺が発達していない。虐待され続けているとここが萎縮してしまう」と言われていたのを読んで、「自分もそれで胸腺を含む胸骨や周辺の肋骨まわりが委縮したまま大人になったのでは」と、思い当たったのです。

 

kaken.nii.ac.jp

 

また、先月、毒親であるところの母の入院で、避けていた接触をしなければならず、これまで読もうと思って読んでいなかった田房永子さんの毒母まんがを四冊、一気読みしたのですが、そのうちの一冊で田房さんの毒母本の嚆矢『母がしんどい』のこのシーンにかなり共感というか、自分のことかと思ったということがありました。

 

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ちなみにわたしは母から以下のようなことなどを言われ続けていて、ずっと自分はみっともないと思ってました。

「背ばっかり大きくなってみっともない(じゃあ横にも大きくなって相撲取りみたいになればよかったのか?)」
「姿勢が悪くてみっともない(背が高いのがみっともないとか言うから猫背になってそんなことに)」
「足のサイズが24.5センチもあって女らしくない。それに合う靴を探すのに付き合わされて大変(今は25センチの靴を履いてます)」
「いつまでも胸がないわね! ブラでもつけたら生えてくるんじゃないの?(サイズの合わないブラを、家族全員が同時に開ける習慣になっているクリスマスプレゼントに入れておき、わたしが困惑した顔をしたことに対して)」

 

田房さんと同じく、そう言われたことが染みついていたので、バレエを習い始めたころ、わたしも鏡で自分を見ることができませんでした。今も苦手ですが、見ないと姿勢のチェックができないのでしかたなく見ています。これはつまり、自分の客観的なイメージと、自分が自覚しているイメージが一致していないから苦手なわけです。それはまあ、しんどいですよね。
それ以来、自分の身体内部で螺旋状に上に向かって伸びていくエネルギーをイメージして、身体を上に引き上げる癖をつけようとしているのですが、やはり一朝一夕にはいきませんね。整体の先生によると、「調子のいい時は肩から上は出来てる」とのこと。なお、わたしが一気読みした四冊はこちらです。

 

母がしんどい

母がしんどい

 
お母さんみたいな母親にはなりたくないのに
 

 

さて、この日はレッスン終わってビルの前の信号が点滅していたので小走りで渡ったのですが、通い始めたころはレッスンが終わると小走りどころか身体中が悲鳴をあげていて、マッサージ屋さんに寄らないと帰れなかったことを思い出し、おお、少しは向上してるなー、と思いながら、渋谷まで戻ってフォーを食べて帰ってきたのでした。

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