頭が重い
気分的なものでも、頭痛の症状でもなく、頭が重い。正確には、髪の毛が重い。
わたしの髪の毛は量が多い。太くはないがやけにキューティクルがつやつやして丈夫な髪が、かなりの密度で生えているのである。「3密」どころじゃない。いや、もしかしたら毛穴一つから三十本くらい生えているのかも?
とにかくそれくらい毛量が多く、髪を洗うたび、乾かすたび、かなり髪の毛が抜けていくというのに、減っている感じはまったくない。しかも、夜型のせいか伸びるのがやたら速い。
そこで、数年前に思いついた。この髪質、ヘアドネーションにぴったりなのでは?
それから伸ばし続けた髪で、三年前の五月にヘアドネーションした。それからまた髪が伸びて、ヘアドネーションできる三十一センチを超えた。そこでわたしは行きつけの美容室を予約した。出勤のたびに、「髪に新型コロナウイルスがついてたら、ヤだな」という気持ちもあったし。かといって、毎日この厚い毛量の髪を洗って乾かすというのはけっこうな手間だ。
というのもわたしのこの髪は、洗ってから即、ドライヤーで乾かせるようにはならない。分厚い髪が水分をたっぷり含んでいるので、バスタオルでぐるぐる巻きにしてターバンのように頭の上に積み上げる。かなりの重さだ。そしてわたしの髪の毛は、頭の左側が生えている量が多い。なので、重さで自然と首が引っ張られるためか、さいきんは右の首と肩の付け根が痛さとともに凝っている。
だが、四月八日の午後に予約を入れた、その直後に都の外出自粛要請が出され、行きつけの美容室グループは五月六日までの休店を決めてしまった。予約はもちろんわやである。あ~あ。
と、思っていたら、数日前、友人が彼女の行きつけの美容室でヘアドネーションしたとのこと。うーむ、五月六日以降、行きつけの美容室が再開しなかったら、友人の行っている美容室を紹介してもらうか、あるいはもう五月六日まで待たずに紹介してもらうか。今日も洗い髪からの水分でじっとり重いバスタオルを頭にのせて思案しているうちに、こういう事態になってしまった。
わたしの行きつけの美容室、休業期間が伸びそうだなあ……。友人が紹介してくれるというお店に、休業するかどうかコンタクトしてみようかな。
それにしても、三十一センチでこんなに首が凝るのだから、平安時代の女性は十二単の重さも相俟って、首や肩の凝りはさぞひどかったのではないだろうか。
なお前回は三十一センチぎりぎりで美容室に駆け込んだので、かなりのショートになった。美容室を出たときはガルマ・ザビのようであったが、翌朝には栗の実のようになっていた。うまくいかないものだな……。
【気になる言葉】「褒められる」「ステイ ホーム」
四月二十八日の新聞朝刊一面のコラムになんともいえない情けなさを感じた。
いい大人が生活や人生の目標に「褒められる」ことを置くというのが、精神的に不健全というか幼稚に感じられたのだ。さすが「チコちゃんに叱られる!」とかいうタイトルの番組が冷笑的にではなく受け入れられるだけあるなぁ、と呆れる。
世間と褒めるという評価が組み合わさると、「褒められたもんじゃない」という否定表現のほうが先に思い浮かぶわたしは、旧世代なのかな。いやでもこの欄を書いているようなお偉いさんは、わたしより十歳は上なんではなかろうか。
「ステイ ホーム」という新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛の標語も、それだけを使われると、まるで犬小屋に下がっているように犬に命じているかのようで、かちんと来る。「外出自粛」、あるいは「不要不急の外出自粛」でいいように思うのだが。
そもそもこの「ステイ ホーム」なる標語、新型コロナウイルスに感染すると寿命が危ない年代のお年寄りは、理解できているのだろうか?
宗教裁判にかかったことがある
今週のお題「激レア体験」にあたる経験として、宗教裁判にかかったことがある。しかも、自分一人で原告、被告、弁護人を兼ねるっていうね!
日本の法律的にはとっくに離婚が成立しているのに、再婚の結婚式をキリスト教式で行うには、宗教的に未婚の状態に戻らなければならなかったのだ。
再婚の結婚式と披露宴の準備は、この宗教裁判の申請書類作りと同時進行、しかもモラハラ親に再婚を妬まれて、ネチネチとモラハラされながらの体験だったので、何年も経ってからようやく同人誌としてネタにできた。裁判代は、当時で八万円くらいだったと思う。
紙版は在庫切れなので、いつか電子版を公開したい。取り壊されてしまって今はもうない、童話に出てきそうな木造の教会事務所の写真も載せてあるし。なお、この写真↓は宗教裁判を乗り越えてのキリスト教式結婚式の際のもの。
香る時間でリフレッシュ
医療職とかではないけど、わたしの仕事は「
なので、お題の「#おうち時間」は限られますが、とにかくいい匂いのものを使ってリフレッシュしています。いちばん使うのはやっぱり茶葉。花粉症なのもあり、ミントと緑茶のモロッカンティに紅茶をブレンドしたこれは、帰宅後とか寝る前に重宝しています。
朝は気分を上げたいときはローズダージリン。こないだふと思いついてこれにラベンダーやレモングラスのハーブティを混ぜて淹れたら、ブーケの蒸留水みたいになってしまって、それはそれでいいのですが、紅茶を飲むという目的がどこかに消えました。意外と花の香りって強いんだなあ。
そして出かける前は花粉よけのこれを噴霧。香りはすぐに消えてはいくのですが、レモンとフェンネルの香りがよすぎて、自分が『注文の多い料理店』で下ごしらえされる肉のような気が、ちょっとだけします。
外出後は同じお店のハンドリフレッシャーを手指にこまめに噴霧。こちらも香りが強すぎず、でも手や指にすり込んでいるあいだはしっかり香って気分がしゃっきりします。
そしてストレス下にあると唇を噛んで荒れさせてしまう癖があるので、このリップケアにも使えるヘアバター・アロマティックシトラスの香りを使っています。
これ、廃番になっちゃったものの後継なんですけど、なぜか廃番のほうも公式サイトにページがあって、「購入はこちら」をクリックするとえらい高騰した値段でアマゾンに載ってるんですよね。
廃番前の方がベルガモットが好みの香りで、かつふんだんに天然香料を使っている香り方で、ケースが缶なのも好きだったけど、この値段では、ちょっと……。
新旧製品を並べてみるとこんな感じ。後継品のパッケージがBobbi Brownとかを思わせるありきたりな感じになっているのにがっかり。ほかに香りと外見が好みのものが見つかったら、乗り換えちゃうかも。
テイクアウトごはん
『あなたの大事なお店のあのメニューを、「みんなのごはん」にしませんか(http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/gohan/5007)について記事を書く』というのがあったので、さっそく書く。なぜなら食いしん坊だからな! いや坊じゃないな。じゃあ大食漢? いやもうさいきんそんな量食べないし、そもそも漢(おとこ)じゃない。気取っていうなら健啖家?
まあいい。ところでわたしは「
そんなわけで「STAY HOME」期間が始まってからのわたしのテイクアウトごはんはこんな感じ。
◆神保町オーレオーレ:なんだかんだと20年くらい通ってることに今、気づいてびっくり!
◆曙橋のチベット料理店タシデレ:冷凍のモモやシャパレ(チベットのミートパイ)も通販できます。ランチタイムの店頭では南インドのミールス弁当もあるよ! 写真撮ってないけどおいしかった~。
◆湯島ワイン食堂パパン:次回は売り切れてたパエリアをテイクアウト予定。
◆眞踏珈琲店:二~三日に一回くらいのペースで午前十一時~午後一時くらいのテイクアウト、そして午後いっぱいは東京23区内のデリバリーをやってます。ケーキメニューや予定はTwitterで。
(明日4/24デリバリィ眞踏珈琲店やります)
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) 2020年4月23日
・23区内にお届け
・デリバリィ料金500円
・珈琲(ホット・水出し) 500円
・ベイクドチーズケーキ ガトーショコラ いちごのレアチーズケーキ 各500円
・珈琲豆200g1100円
・時間指定不可(NG時間帯などの大まかなものでしたら承ります)
・DMにてご注文受付
おうちに籠れないわたしの「おうち時間」
イースターは来たけれど、主の復活を祝うような気分にあまりならず。おやつではイースターエッグ形のショートブレッドを食べています。
そして、お題「#おうち時間」で自宅にいるときのことを考えてみる。わたしが三時間以上、自宅にいるときは、寝てるか読書してるか横になって妄想してるか出勤に備えてあれこれ準備しているかだ。
職業柄、新型コロナウイルス感染拡大防止のために自粛とベーシックインカム的な補償がセットになっても、きっと最後まで出勤を求められるのだろうなと思っている。喘息持ちだったりするので、出社するだけで感染の可能性に緊張し、手は洗い過ぎでささくれができ、要するに心身共に疲れている。
かといって、出勤を自粛する=クビになっても食べていけるような副業や副収入、十分な蓄えがあるわけでもない。こんなに自粛するのに向いている性格なのに、世の中うまくいかないものだ。
それはそうとして、部屋にいるとき何をしているかの詳細に移ろう。
◆寝てるとき
単発の休日は起きている時間は五時間くらいはひたすら寝ている。さまざまな用事は二日続いての休みの日にしている。鬱気味まで行かないが、寝逃げすることで新型コロナ対策をしながらの出勤での疲労から、心身が回復を図ろうとしているのだろう。
◆読書
これは未読本を積読本の山から選っては読了するのが第一だが、ほかに難民支援協会などに本やCDで寄付をするために読了本を選り分けることも含む。あとかつて好きだったマンガの愛蔵版を大人買いして読んでいたり。
さいきん買ったのはこのあたり。『動物のお医者さん』の愛蔵版は、判型が少し大きめなのと、巻頭に何枚か当時のカラーイラストが収録されているのがうれしい。マンガ冒頭のカラーページも再現してくれていたら、もっとうれしかったのだが。
こちらは店頭で確認せず通販したのですが……。なんと全一冊になっており、読みにくい。たぶん何度か読んでいると分解するタイプの造本。三分冊くらいにしてくれたらよかったのに~。
新刊も買っています。これは今日届いたチベットBLマンガ。カバー、帯、そしてカバーを外した本体の表紙もとても綺麗! ウェブでこの巻に収録されているより先の話まで読んでいるので、まだ主人公たちが小さかったころの様子が感慨深い。
なお購入者にはプレゼント企画が始動しています。
発想がすごすぎて買った。二巻も買うかは考え中。
マンガ以外ではこのあたり。一気読みでした。ただし中国共産党政府の拘置所や牢獄の様子が、わたしがチベット支援を始めた十年ちょっと前と変わらないか、より酷くなっていて、その「牢獄」パートはかなりキツかった。でも「かわいそう」で括られがちなのとは違うチベット人難民の逞しさと明るさに救われます。
通勤読書用の積読本。
美しい~。この手のお顔が大好きです。もったいなくて未読。
これは自宅待機になったら読みます……。もしくは順当に休暇が取れたときに。なんせ索引抜かして506ページ!
◆横になって妄想
横になっていなくても妄想族なので妄想はしていますが、とにかくお布団が好きすぎるので、ぬくぬくとお布団にくるまっていろいろ考える。新型コロナがAIDSのようなものとして、それに合わせて生きるために変わる世界について空想するのに、わたしの頭は忙しい。
・「終息には二年はかかると思う」と言ったら「えー」と言われたけど、それでもわたしの見込みでは短いほう。昨日、「終息まで五〜十年」と予想している医師のポストを読んだけど、どこかで「やっぱりなあ」と思っている自分がいる
・ミニシアターが生き残っていけるよう、寄付をしたりはするけど、自分は生きているうちに劇場に行けないで終わるのでは、とも考える。それは、チベット支援をしているけれど、死ぬまでに平和になったチベットには行けずに終わるのではないか、と常々思ってきたことと通じるので、ものすごくショックではない。ぜんぜんショックではないわけではないけどね
・新型コロナとの闘いが五〜十年間に及ぶとなると、日本人も結局、ベーシックインカム型にしないと生きていけないのでは
・リモートで何かする、というのが当たり前になる一方で、リアルに人と会うことが今より貴重な機会とされて、日本式の無駄な「顔合わせ」文化が排斥されるといい
・リモートでやり取りするのが当たり前になると、年齢差別や男女差別が低減するのでは? 逆にリモートでもモラハラやパワハラする人のいる場で「仲裁役」「仲介役」がシステムとして導入されてほしい
・園芸品店やホームセンター、製菓材料店などの「おうち生活」を充実させる業種が隆盛を誇りそう
・日本でもレジ係の人とか接客業では仕事のとき以外は座って待つようになればいい
・着いて二週間は新型コロナの様子を見る、ということで日本でも休暇が一ヶ月以上になるといい。着いて二週間様子見、大丈夫そうなら一週間観光したり、帰宅後また二週間様子見って感じで
そんなことをいろいろ考える。あとあり得ないけど、ソーシャルディスタンスのために、みんなが平安式十二単だとか、パニエで膨らませたロココ調ドレスを着るようになったら、超楽しいんだけどな、とかね。
◆出勤に備えてあれこれ準備
これは新型コロナ対策としてハンドリフレッシャーを買ったり、例年、GW終わりまで花粉症なのでディフェンスミストを注文したりしている。これはミント好きなので買ってみたもの。そろそろ届くはず。
あれ、そういえば四月十一日くらいから届くはずの洗えるウレタンマスクが届いてないな。使い捨てマスクを洗っては干して外側にアルコールを噴霧する作業に戻ろう。
朝晩、顔を拭く
晩秋以降、いわゆる洗顔をしていません。というと不潔な人のようですが、そうではなくて、欧州式に目、鼻、口などを濯いだあとに、拭き取り化粧水で拭いているのです。
前回、書いたようにわたしはかなり脂性。そして、BAさんによるとわたしの肌は、脂が出てるのを肌が水分量足りてると勘違いして水分保持しない→足りないならもっと脂を! っていう悪循環な肌だそうです。水がないなら脂を出しとけばいいじゃな~い? そんな難儀なマリーアントワネット肌……。潤いとテカテカは違うんだよー!
なので、洗顔料で洗顔すると脂も取れるけど水分も失われるのでは? というのと、朝、寒い洗面所で洗顔したくない(うちは古くてよく出来た公団住宅みたいな間取りで、お風呂、洗面所、トイレが風通しがとてもいいかわりに冬とても寒い)というのがあって、拭き取り化粧水、いわゆるクレンジングウォーターを導入したのです。
そしたらかなり快適。朝は目と鼻と口を濯いでタオルで軽く拭いて、コットンに拭き取り化粧水を取って拭いてオルビスの化粧水を塗るだけ。
夜は帰宅して手洗い・うがいをしてから、メイクもごく軽いものしかしてないので、拭き取り化粧水で拭いてから目と鼻を濯いでオルビスの化粧水と、花粉症時期の今ならマスクの当たる部分のカサカサに夜用保湿をするだけ。
www.orbis.co.jp(年齢的にそろそろ「オルビスユー アンコール」かと思ってサンプル試したけど、テクスチャが重すぎてやめました)
www.orbis.co.jp(少しずつしか使わないのでなかなか減らないけど、隔年くらいでリピートしてる)
一週間に一回くらい、お風呂でクレンジングしてみたりしますが、吹き出物も出なくなったし、新型コロナ影響下でも自宅待機にならない仕事柄ゆえ、帰宅後すぐにお肌を拭けるので、拭き取り化粧水=クレンジングウォーターにしてよかった。
なお、上にリンク張ったのが薬局でいちばん安く、かつ中身がまともだったのですが、昨日買いに行ったら売り切れてたので、今は次点のこれを買って使っています。これは容器がうまく出来てて、蓋開けてコットンを押し付けると一回分の化粧水が吹き上がってコットンにつけられる仕組み。便利!