映画もばっちり複製芸術の時代に突入しきったってことね。
それがこのオタク愛あふれる1作めで感じたこと。2作め・3作めはどーでもいいくらい、この1作めはサイコー。やっぱりオタク愛あふれるタランティ−ノがこれを絶賛しつつ、2作めにげんめりした気持ち、とってもわかる。ウォシャウスキー兄弟が製作に当たって『攻殻』を見せ、「こういうのを実写でやりたいんだ」と言った時と、タラが『キル・ビル』アニメパートの依頼で部屋を転げ回ってアクションを説明した時の気持ちはすごく似てたろうになあ。
ところで5回も見てしまった『イノセンス』も、オタク愛にあふれている。こっちのオタク愛はウォシャウスキー兄弟やタラよりも、蓮實重彦向き。