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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

夢とチョコレート

◆夢見と正夢

わたしは生来、あまり脈絡のある夢を見ない。というか、夢そのものを覚えたまま目覚めることが少ないのだ。そして、たまさか夢を見るときは、たいてい体調が悪いか、悪くなりかけ。

だから、夢占いはする気にならない。だって、ああそりゃそうだろね、という結果しか出ないんじゃないかと思うから。

なんだけど、今朝の夢はとても長く、いやな夢だった。いわゆる悪夢といっていいだろう。目覚めてすぐ、隣の連れにしがみついて、起きる直前に見ていた部分を話したので、正夢につながるとは思えないけど、だんだん思い出してきた序盤部分からメモしておこう。

シーン1:たぶん長野の別荘での買出しの記憶をベースにしている場面。ミニケーキがぎっしり入っているとなぜか知っている箱と、その他の買い物袋を提げて、父の後ろを歩いている。

ケーキの箱は、ミニじゃないケーキにふさわしいような高さがあって、底面積も広い。なので、そっと持ち歩いていないとミニケーキが箱の中で寄ったりひっくりかえったりしそうで不安な気持ち。

しかし、山歩きが好きな父の選択なのか、なんだか高低差のある、道端に草が生えているでこぼこ道を苦労して歩いている。「お父様はまったく…」とか思っていた気がする。

シーン2:元夫となぜかまだ夫婦らしく、ふたりでホテルに会食に行くことになっているらしい。しかし、元夫は出かける前にいきなりなにか食べ始める。結婚前には隠していた口から中のものが見えるほど一度に詰め込む、あのとてもいやな食べ方を見て、「あんなふうに食べて気分が悪くならないだろうか」と思う。

案の定というかなんというか、ホテルのエレベーター前で元夫、傘立てのように丈の高い中がからっぽのくずかごのようなものにいきなり嘔吐。本人は吐いてすっきりしたようだが、まわりを不快にさせたことへの思いはなにもないらしい。

シーン3:
ベランダが各戸つながっていて、そのベランダに面したドアは木枠にガラスのはまった引き戸という、見知らぬ、でもアジアな雰囲気の様式の家のベッドにいる。

ベッドは今住んでいるところとおなじ、シングルベッドをふたつくっつけて使っているものだが、窓に向かって右側の壁側に枕がくるように置いている現在とは逆に、窓に向かって左側の壁側に枕がくるようにセットしてある。

と、銀色のような青いような蛇が、シングルベッドをふたつくっつけた間からやってきて、ぞっとして体がかたまってしまう。昔見た青大将程度の大きさのものが二匹いたっぽい。

それでもタオルケット越しにつかまえようとするが、布地越しに軽く噛まれて、本気で噛まれたら、と思うとまた固まる。そのうち小さい小蛇も何匹か出てきたような。

と、とつぜん、今一緒に暮らしている猫がベッドの上に現れ、果敢に蛇にアタック。ところが青黒い大きなシミがベッドにでき、アタックされた蛇一匹は消えてしまう。

猫ともども呆然としていると、うちの猫とは別の、おおきな貫禄のある、和服の古布でできたおしゃれなバンダナを首に巻いた猫が部屋から窓に向かって歩いている。うちの猫もいるし、と急に動けるようになり、窓際に行って引き戸を開けると、まずそのおおきな猫が出、ベランダでは隣でその猫を飼っているらしいヒトの気配がする。

蛇は、もう一匹がどうもパジャマのズボンにまとわりついているようないやな感覚。思い切ってベランダに出て、「救急車呼んでください」とそこにいた、ちょっといじわるそうなサエない同年代の女性に頼む。そのあたりでだんだん目覚めた。


◆チョコ絡み気違い沙汰

このチョコ、出自自体がすごすぎるけど、味も以下の紹介文から醸成される期待をまったく裏切りません。

小説家Gianluca Franzoni氏は、Mack Domoriが主人公の小説「カカオの騎士」を執筆中に、チョコレートに魅せられてカカオの研究を始め、世界で最も味・香りのクオリティーが高く、尚且つ希少価値の高いベネズェラのアロマティック・カカオに出会い、それをもとに創ったチョコレートがDOMORIの製品です。
1999年イタリアのペルージャで開催された世界チョコレート展示会で、世界で最も素晴らしいブラックチョコレートという評価を得ました。
DOMORIチョコレートに使用されているカカオは、カカオ全生産量の8%しか採れない良質のアロマティック・カカオの中から更に良質な上位10%の最高級品を厳選して使用しています。

Dark Chocolate:カカオバター以外の乳脂肪、オイルは一切使用していません。

それにしてもどんなヒトなんだ、フランゾーニ氏。そこまでチョコレートにのめり込むとは。そして小説のほうはちゃんと完成したのか?