読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

芳香攻撃弾

さて、パンは、おみやげにVIRONで買い込んだのが、新幹線が空いていてとなりの座席に置いたところ、その香気のほとんど夢のように現実離れしたかぐわしさが絶えず攻撃的に誘惑してきて、ほんとくらくらする。

とくにパン・コンプレ。こいつの浅黒い肌からの匂いの強さには、そんなに放出し続けてたら、列車内の悪臭を代わりにその硬い皮の下の、やわらかな生地にさまざまな大きさに空いた孔に取り込んでしまいやしないか、不安に思えてくるほど。

そんなつまらない空気じゃなく、くせの強いはちみつや、跳ねっ返りのチーズだとかを、はやくこのパンたちの孔に塗り込みたいものです。