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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

牡蠣包囲戦

この日の晩餐は牡蠣を食べる会。辛口の白のスパークリングでわくわくしながらの生牡蠣は、仕事で関わりのある地名に引かれて厚岸をオーダー。一粒、とはいえないような大きい肉厚の牡蠣の姿に興奮して写真撮り忘れ。大ぶりとはいえ、味が大雑把ということもなく、かつどこか噛み切るのに硬くて全体に影響があるということもなく、ナマモノを食べている、というエロスに浸れる味。

その後、フライドオイスター(タルタルソースつき)、オイスターロックフェラー(殻つき牡蠣の上にほうれん草とたまごソースをかけて焼いたもの)、クラムチャウダー(クリーム、トマトの二種)、フライドオイスターのカレー風味煮込み・ベーコン&キャベツ添え、スズキのポアレ(っぽいもの。フランス料理じゃないからほんとはなんと呼ぶのか不明ですが)。

牡蠣のジューシーさに関しては、どれもこれも「これぞ加熱牡蠣の醍醐味!」という味。調理法に関しては、ロックフェラーのたまごソースのしあわせなたまご色とその焦げ目、そしてスフレのようなふわふわ感がたまりません。カレー風味煮込みも、さほどカレー味が強くはないものの、加熱された牡蠣のねっとり感がチーズ入りインドカレーを食べるときのようなコントラストで素晴らしい。クラムチャウダーは、NY帰りの女子が、「…NYで食べるのよりおいしい」と漏らす味。

デザートは、キーライムパイ、シナモンアップルパイ、チーズケーキで〆。ケーキはアメリカンなサイズで、さほど大きくないアップルパイを頼んだにも関わらず、両隣からキーライムパイとチーズケーキをだいぶもらい、かなり満腹に。

 

途中、クランベリーマティーニを頼んだら、妙におおきなカクテルグラスで出てきてびっくり。で、もちろん酔っ払っていたわけですが、そのまま古酒日本酒バーへ。そして、いぶりがっこをあてに、ほぼむりやりデザート酒仕様の味醂や蒼然15年ものを飲ませたり飲んだりしてさらに酔っ払い、タクシー帰宅。けど今朝の目覚めは快調。牡蠣の栄養分と味醂効果か?