2005-03-19 『夜のピクニック』 読闘 本を読むのが速いわたしだけど、この本は速く読み終わりたくなかった。いつまででも、彼らの夜のピクニックに同伴して、読んでいたかった。なぜか、大した事件が起こったわけじゃないのに、泣けてしまいました。そのシーンは、泣くようなシチュエーションじゃなかったけどね。丁寧に積み重ねられてきた心理描写の果てに、主人公の緊張がほどける場面だったから、こっちの涙腺もゆるんだのかな。