読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

アッコちゃんは

紫のつやつやしたプリーツスカートと、色とりどりのモチーフが右胸にだけついた同素材のタンクトップという衣装で、そのまま浮き上がってしまいそうな、頭の5倍くらいにもふわんふわんに膨れあがった巨大な髪型でふんわり登場。ちょっと水森亜土の描くイラストの女の子のようです。

もう最初2曲でいろいろと揺さぶられ、涙目になってました。でも顔はにこにこしてるの。なにか名前の付けられる感情を刺激されるというより、もっと動物的な情動部分がくりんぐりんと掴まれてわしわしされる感じ。

真ん中よりの通路に面した席で、さらに真ん前の席が空席だったので、アッコちゃんの指先とおなかから口を通って出てくる音が、ダイレクトに届く錯覚さえ覚える環境での2時間。でも1時間くらいにしか感じなかった!

それにしてもみんな、よく身じろぎもせず聞いてられるなあ。リズムで体が動いちゃってる人はあんまりいないので、おとなしくしなくちゃかしら、とか思ってしまいました。

すべて良かったけど、とくに「David」の英語バージョンが、ほんとうに良かったです。

終わってから、当日になって急遽誘ったお友だちが、「これで死ぬときに『矢野顕子を生で聞かずに終わってしまった!』という心残りがひとつ減った」と言っていたのがうれしく、印象的でした。

あのほわんほわんの髪の毛をどうやったのか、ストレートヘアに帽子、パンダの顔(耳が袖についている!)のカットソーでのアンコールで、「ラーメン食べたい」やったので、ラーメンにお誘いしようかと思ったのですが、着物をネットで時間限定で買う予定(はい、紹介しておいてやっぱり自分が一番欲しかった、ということです)があったので、そそくさと帰ってしまったわたし。あれを聞いた後でmiracのラーメン食べたかったなあ。