「都会犬(。v・)/」タカノ綾 ソロ エキシビション
パルコの上で、見てきた。最初、見かけた5年前よりぴりぴり感が増したみたいだなー、とウェブ画像を見て思っていたのだけど、実際はぴりぴりより、びりびりだった。
作家がなにかを受けて震えている細い金属のピンかと思いきや、どんどん近づいてみたら弾力性ある物質でできた巨大ラホツにバイブレータ入りで、まわりを震わせてた。会場のあちこちに設置された、観客が聞きたきゃ紐をひっぱって聞く効果音も、もわっとした町の音が多くてそういう気分になったのかも。
いくつかのテーマで展示が区分けされているけど、Erotic Roomと看板の出ている以外は、なにがテーマなのか類推するようになっている。で、Erotic Roomの作品は、「エレベーターF」はたしかにそういう気配がほとばしっているんだけど、ほかは別の部屋のもののほうがエロティックに感じられたり。エロのツボは、人それぞれ、というところでしょうか。
そんなエロい気分になったあとに見た、2体の巨大ぬいぐるみは、すっごくすっごくさわりたかった。だって、カバとか象なみにデカい体はぬいぐるみ生地で、目と口はフェイクラバー、しかも色つきなんだもん。さわりたくなる自分を抑えるのが、ヤバかった。
ヤバいといえば、区分けとしては、お告げの部屋なんだろうなー、と思われるお部屋の作品、「走る人」の、前のめりになっている女の子の目が、ヤバい。どっかで見たというか、自分もかつてああいう目をしてたんだろうな、と突きつけられるような。あ、だからお告げの部屋なのか!
4/24までとのことなので、渋谷に用事があるひとは、みな行くといいと思った。夜8:30が最終入場なので、デートとかで行くと、きっと盛り上がると思う。