2006-05-14 『ツチヤ教授の哲学講義』 読闘 週刊誌でのおとぼけぶりは、前書きのみ。本文では実に真摯に「哲学するってどういうことか」をこれ以上噛み砕けないくらいにやわらかく、しかしガチンコ勝負で講義するツチヤ教授の真の姿に、冗談でもお世辞でもなんでもなく、心が洗われる思い。初歩的な質問こそ、本質的な質問、を地で行くような、土屋賢二お茶の水女子大教授の真の姿は、おちゃらけてるエッセイのほうじゃなくて、こっちなんだろう。この、哲学する面白さを伝えよう! という情熱が、しっかり言葉の力に載っているグルーヴ感! 読め! そして、感じろ!