池田亮司C4I+datamatics[prototype]@東京国際フォーラム C
これを、室内で、コンサート会場で、着席で聞く、というのに違和感がある。そういう音と画像でした。
前の方の席だったのだけど、演奏者が壇上にいるわけでもないので、巨大スクリーンを堪能するなら、二階席真ん中、とかのほうが没入できたかも。
しかし、音はPA前だったこともあり、もう、なんていうか、音波に全身くまなく、毛穴までさらわれる感じで、耽溺しました。重低音で古い角質剥がれそうな心地よい振動を感じたほど。
一緒に行った、というか、さいきん自分で情報収集する気力体力暇のないわたしを、ありがたくも誘ってくれた友だちと、終わってから話していたのだけど、これをコンサート会場で鑑賞させる意図とは、なんだろう、と。
それって、あの隙なく敷き詰められたビーズのような音やデータ画像の大量さから思うに、「オレの作ったデータ以外見聞きしないでヨシ!」っていうことなのかな。
たしかに、踊りたい音や画像でもあるんだけど、快感に打ちのめされて、このまま、このデータの海に溶けてしまいたい、という瞬間が、何度もあったのは、事実。