読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

『西洋骨董洋菓子店』(全3巻・文庫版) @よしながふみ

ジェラールとジャック』や『愛すべき娘たち』ですっかりよしながふみファンになった家族が書店から「2巻に年越しショートコミック初収録だってー。買う?」と電話してきたので買ってきてもらった。


…。版形が文庫版の小ささであっても相変わらず美味しいケーキとチョコレートとフレンチが猛烈に食べたくなります。話の収め方もやっぱり上手い。各巻に点在するいくつかのエピソードのピースが収束していく手際の良さは、「お約束」なところも「そう来たか!」というところも含めて職人的でありながらあったかい。


『大奥』とか『フラワー・オブ・ライフ』も読みたいけど、『大奥』まだ完結してないのでためらってます(続きが気になりすぎてやきもきするから)。



『これがワタシたちのDVDベストセレクション70』

ところでよしながふみがカバーを描いてるだけなんだけど、ちょっとこの本、気になります。取り上げられている映画と、「ある意味独断と偏見に満ちあふれたスバラシイ本」「 『こんなに見落としていたのか!』と叫びたくなるマニアな情報がたっぷり」「「乙女のためのオトコの映画」DVD紹介本」とかのレビューから類推すると、めくってみたらたぶん、ふだん自分が映画とか漫画読みながらしてる妄想と似たり寄ったりな内容が展開されているような気がしないでもないのですが。しかし、取り上げられている本数がなぜ70本? どうせなら80本でお願いしたい。801ってことで… 


『もっと!これがワタシたちのDVDベストセレクション70』


と思ったら続巻出てた。このまま続いていって、きっと5巻目は71本の作品が紹介されてるんですよね!