邦題が全然合ってない典型例なんじゃ……。このサブタイトルだったら、アルゲリッチが娘のカメラに向かって音楽論を延々、語るのを期待しちゃってもしかたないけど、中身は違うんです。そのせいか、途中で席を立つ人が少々。
映画自体は興味深いですが、開幕してすぐ、攻殻機動隊のオープニングのようにアルゲリッチの娘が水に浮かんでいて、そこから上がると表れる原題は、訳しにくいだろうけど、ぴったり。原題は映画に登場するいろんな人に当てはまりそうなのも面白い。
特に面白かったのは、デュトワの娘がデュトワそっくりなことです!