チベット人にチベット語を!
年末年始の短いお休み(元日まで・涙)はゆっくりしようと思っていたのですが、そういうわけにもいかなくなりました。
中国国内でチベット語教育の拡大を求める運動をしていたタシ・ワンチュクという人がいます。2015年11月にNYタイムズに取材され、チベット語保護の重要性とチベット語で教育を受けるチベット人の権利について話しました。
すると明けて2016年1月27日、彼は「国家分裂扇動罪」の容疑で逮捕、連行されたのです。現在も拘束中のタシ・ワンチュクは、拷問を受けていると思われます。その彼に対する審理が来週1月4日に行われるとの情報が入りました。彼は、最高15年の禁錮判決を受ける可能性があります。
Students for a Free Tibetは、タシ・ワンチュクが中国政府による一方的な審理を受けないよう、ウェブ署名キャンペーンを行います。署名方法は次の通りです。
- リンク先のページ上部右側の「SIGN THE PETITION」の赤いボタン、もしくは記事の中のNYタイムズの動画下の、「TAKE ACTION!」の下にある「Sign petition」をクリックすると署名ページに切り替わります。
- 赤いアステリスク(*)の項目を埋め、
- 「Take action!」の青いボタンを押すと署名が完了します。
どうぞよろしくお願いします。これを読んだあなたがキーボード入力、あるいはフリック入力をするだけで、一人のチベット人政治犯を救う一助になる可能性があるのです。以下のリンク先からどうぞ。
[緊急国際キャンペーン]中国当局に拘束中のタシ・ワンチュクに対する審理が来週1月4日に行われるとの情報が入りました。彼は「国家分裂扇動罪」に問われ、最高15年の禁錮判決を受ける可能性があります。いますぐ各国の中国大使館、各国政府・議員に、一方的な審理への懸念を訴えてください。
タシ・ワンチュクはジェクンド在住の商店主で、チベット語教育の拡大を求める運動をしていました。2015年11月にはニューヨークタイムズに取材され、チベット語保護の重要性とチベット語で教育を受ける権利について話しました。彼は決して「チベットの独立」などとは口にしませんでしたが、2016年1月27日、「国家分裂扇動罪」の容疑で逮捕、連行されました。彼は拘束中に拷問を受けているとみられています。
2008年のラサ蜂起後、チベット各地で中国人による支配が強まり、教育現場でも中国語を使う流れが加速しています。チベット語が学校から失われることに異論を唱えることさえも政治的な問題となってしまっています。