なんでも雑誌化
趣味で活動しているコミケサークルの注文書が、「月刊暗黒通信団の注文書」という名前になって雑誌と化したのは、いつからだろう。少なくとも何年か前に吉祥寺のジュンク堂書店に営業に行った際の注文書は、ふつうに新刊情報のみが載っていたのだが……。
2017年6月号に「今回から注文書が雑誌化しました」とあるのだが、その前月の5月号にすでに「この冊子は注文書を銘打っているけど、注文書がメインの冊子ではない。注文書はあくまでおまけ、付録、広告の類である。実際、注文書よりも本文のほうが多いのだ」とあり、どっちが真の雑誌化時期なのか、よくわからない。
ところで「月刊注文書」は書店員さん向けなので、当サークルが得意とする理数系以外、というか文系な内容を載せたい、ということで、ズバリ文系なわたしにお鉢が回ってきがち。なのでブログに書いた文章をアレンジしたり、あるいは「月刊注文書」用に書いた文章を手直ししてブログに載せたりしている。
もちろんほかのメンバーもいろいろ書いていて、それを読むのも楽しい。2018年2月号の「アメリカ人がおすすめするレストランをハシゴしたら地獄だった」とか、2017年9月号の「エロゲソングを漢詩にしてみる」あたりは「ああ、同人誌だなあ~」とうれしくなる。そして月によって書いている人数とか載っている本数とかの増減があるのも、またナマモノっぽくて好ましい。少なくとも文系のわたしには現代芸術にしか見えない「月刊円周率」より、ずっと愉しいのだ。
そんなわけで、「なにか読むものないかな~」というときには暗黒通信団の「月刊暗黒通信団の注文書」をどうぞ。一号ずつ、PDF化されてます。