事実は小説より
奇なり
とは言っても、こんな奇妙な人材募集が頻発するのはどうかと思うよ!
なお翌日のリアル「注文の多い出版社」。
今日のレッスン
・まず床にまっすぐ座れない
・一時間半のうち、あと四十分で脳と身体の連絡不行き届き開始
・先生に姿勢を直されたけど、再現不能
ウェブまんが最新話(44話)では70歳がポーズを決めているというのに……。
……がんばります。なお先月は月二回目標のところ、一回。これも、がんばる。
レッスン後はとりあえず果物で脳にエネルギー!
×・ラジオ体操第一
×・プランク
◯・起床時膝抱えストレッチ
ツタンカーメンの変色
ツタンカーメンのお棺の中から見つかったという俗説のあるえんどう豆がある。毎年、今ごろに夫の人の実家で育てられたものが届くのだが、この豆、不思議な特徴がある。
この豆で豆ごはんを炊くと、炊き上がりはふつうの豆ごはんとおなじ、白いお米に緑の豆が点在しているのだが、炊き上がって6〜8時間後には、豆もお米もお赤飯のように赤く変色するのだ。
ツタンカーメンのえんどう豆は、豆自体は緑色だが、莢は赤みがかった紫色。花はまだ見たことがないのだが、ふつうのえんどう豆が白いところ、赤に近い濃いピンク色だという。
この緑色の豆は熱することによってごくゆっくりと赤色に変色するのだろうか、いや、そうであれば下茹でのときに変色していなければおかしい。すると、お米という炭水化物と接することによってそうなるのだろうか。そしてその要素はアントシアニンなのだろうか?
たとえば紫芋のアントシアニンはphによって色が変わる。アルカリ性のものに接すると青色に、中性だと紫色の、酸性だと赤色か赤みがかった紫色、という具合だ。ちなみにケーキを作る過程で卵の卵白と紫芋パウダーが出会うと、コンクリートのような不気味な色の物体ができる。
ちなみにお米は弱酸性食品で、古米になるほど酸性度が低くなる。ということはツタンカーメンのえんどう豆で豆ごはんを作る際に、炊飯器のなかでお米と一緒に炊かれることで、豆のアントシアニンがゆるく反応し始め、炊飯が終わったあとも反応し続けるということなのだろう。
ウェブで調べてみたが、この変色の機序について明確に記してあるものが見つけられないので考えてみた。
あ、ちなみにツタンカーメンのえんどう豆ごはん、味はふつうの豆ごはんと同じです。赤く変色してもおこわのようにもちもちした食感になったりはしません。
×・ラジオ体操第一
×・プランク
◯・起床時膝抱えストレッチ
『リーズの結婚』@東京文化会館
いきなり愚痴ですが、一昨日、五月二十七日のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団、『リーズの結婚』の東京シティの演奏もひどかった……。
「一週間前の『眠りの森の美女』より少しまし?」と、夫の人に言ったら「(『眠り』の)チャイコフスキーより易しかっただけでしょ!」とプンスカ。前日聴いた日フィルがチャイコなだけに差が際立ちました。
わたしにとっては有名曲でもあり『リーズ』より演奏する機会も多いだろう『眠り』のフレーズ出だしで音を外すのとか、あらためて意味不明に感じました。ちゃんとしたオケを雇うお金がないならむしろ録音で演じてほしい! 不出来な生演奏より上出来な録音で見たいなあとずっと思っているし、NBSのアンケートでも書いているのですが……。
なお東京シティの演奏が万全にはならないとわかっているからか、今回の公演ではアンケート用紙、またしても入ってませんでした。
踊りそのものは平田桃子さんもマチアス・エイマンも可愛らしく、役柄とテクニックが溶け合っていて見応えがありました。もちろんリーズの母も。
【バーミンガムロイヤルバレエ@BRB】
— NBSバレエ(日本舞台芸術振興会) (@NBS_ballet) May 21, 2018
今日はダンサーたちも、金曜からの『リーズの結婚』に備えて休日です。皆さまにはこんな #MondayMotivation を… 平田桃子さんとマチアス・エイマンのリハーサル動画@BRBです♪ どうぞ5/25, 27の本番をお楽しみに! #BRBJapan2018 #MathiasHeymann #MomokoHirata pic.twitter.com/hc3qrLeUmT
舞台装置は、リーズのおうちセット内部が『ラ・シルフィード』と間取りがほぼ同じで、使い回すのかなあ、なんて思ったり。
https://twitter.com/NBS_ballet/status/1000293741737852928
【バーミンガムロイヤルバレエ@BRB】
— NBSバレエ(日本舞台芸術振興会) (@NBS_ballet) May 26, 2018
BRBの『リーズの結婚』2日目も終了しました!終演後の集合写真です♪
いよいよ明日が最終公演!全幕での上演はなかなかないので、どうぞこの機会をお見逃しなく♪当日券情報は明日の午前中にこちらのツイッターにて🐔🐔🐔🐔#BRBJapan2018 #BRBFille pic.twitter.com/n1s9UTsvzM
あと、リーズとその母の乗る車を引くポニーが賢そう! 四都市九公演、この仔も巡業したのかしら?
【バーミンガムロイヤルバレエ@BRB】
— NBSバレエ(日本舞台芸術振興会) (@NBS_ballet) May 24, 2018
ただいま「リーズの結婚」のゲネプロが行われています!
舞台には可愛いポニーも登場します♪#BRBJapan2018 pic.twitter.com/egoA6hkdzv
などなど、ほんとうに、演奏さえまともなら、もっと楽しめるのに、残念……。
◯・ラジオ体操第一
△・プランク30秒×一回、25秒×一回(なぜあと5秒がこらえられなかったのか……)
◯・起床時膝抱えストレッチ
日フィル×コバケン×キュッヒル@杉並公会堂
日本フィル杉並公会堂シリーズ2018-19【第1回】で、チャイコフスキー二曲、アンコールでバッハ一曲、グリーグ一曲。ほぼライナー・キュッヒルさん目当てです。
一曲めのチャイコヴァイオリン協奏曲ニ短調op.35のヴァイオリンソロでキュッヒルさん、弾けまくる。もともと音が上振れする癖がある(そしてそれが聴くひとに異様な高揚感と若さを感じさせる)のが、「やりすぎ、もうそれダブルシャープついてるのでは」っていうのが何回も。それでも破綻しないのはなぜなんだろう。
破綻しないどころかキュッヒルさんが弾き始めると、その圧倒的な美でこちらはナイフ投げ芸人の助手のように、あるいは標本箱の中の虫のように、ホールの椅子に音の一つ一つで留められて身動きできなくなり、そこに天才より奇才寄りだったのが、ウィーンフィルのコンマスを定年で退任してさらに進化して鬼才になったキュッヒルさんの繰り出す音の、暴力的なまでに圧倒的な美の波涛が叩きつける。ソロ部分が終わると美への感動と安堵で涙が出る、その繰り返し。名演奏でよくあることだけれど、よく知っているはずだった曲が、「この曲ってこういう曲だったのか!」とリニューアルされる現場に立ち会うことになる。
過去には椅子に留められたまま平衡感覚がなくなって、ジェットコースターのように二階客席から吊り下げられているような状況に陥ったこともある。耳が平衡感覚と直結していることを、思わぬところで思い知った。
それにしても、ウィーンフィル時代も圧倒的だったのが、今日はそれに加えてかなりやりすぎ感ある前衛一歩手前の演奏で、キュッヒルさんとオケをまとめるコバケンはとてもとても大変そう。日フィルという生花のなかに、キュッヒルさんという水晶で作られた花を活けるがごとし。キュッヒルさんの出番はこの曲のみなので、アンコールにバッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ第一章。
休憩をはさんでチャイコ交響曲第4番へ短調op.36。バレエ曲でも繰り返されるチャイコの手癖がよくわかる曲と演奏。一曲めで過度に集中しすぎたのか、日フィルやや集中力とスタミナに欠ける展開。とくに客席でアルミホイルからおにぎりを出しているような音や着信音がしてからの、後半の木管ピアニッシモによるフレーズ出だしの音の揃わなさは残念。まあでも一曲めで鬼に置いてかれないように必死に演奏してたから、しかたないのかもしれない。
なお会場では着席前に熱烈なキュッヒルさんファンの夫の人はCDと書籍を購入。わたしより繊細な耳をしている夫の人は、キュッヒルさんの演奏によるメジャー曲のリニューアルを「世界がそこで誕生する現場」と表現する。ちょっと仏教哲学的である。
ちなみに書籍はちょっとしか準備されていなかったみたいで、帰りにはもうありませんでした。どちらも出ていたのを知らなかったので、買えてラッキー!
ウィーン・フィルとともに45年間--名コンサートマスター、キュッヒルの音楽手帳
- 作者: ライナーキュッヒル,野村三郎
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2016/06/18
- メディア: 単行本
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◯・ラジオ体操第一
×・プランク
◯・起床時膝抱えストレッチ
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×・ラジオ体操第一
×・プランク
◯・起床時膝抱えストレッチ
海と毒薬と日大アメフト部
昨日、二十二日は休みだったので、繋いでいた端末で日大アメフト部選手の記者会見を見ていた。
そして町山智浩さんのラジオ番組での発言を読んで、何かに似ているなあ、と思った。
(町山智浩)ヤクザも世界中全部そうです。マフィアも全部そうです。「あいつをどういう風に殺せ」とは言わないんですよ。「あいつがいなくなったら、お前もなかなかな、いい位置につけてやるけどな」って言うんですよ。そうすると「私が行きます!」ってなるんですよ。これは教唆にならないようなギリギリのところなんですよ。
わたしが思い出したそれは、ヤクザ映画ではなく、遠藤周作の『海と毒薬』だ。
勝呂医師がもっと若かったら、生体解剖という殺人にかかわったあとに、反則プレーを強いられた日大アメフト部選手が退場を命じられたあとのように、号泣したかもしれない。
日大の選手は、退場後に泣いていたことについて「
彼が号泣したときには同じポジションの選手がそばにいてくれてい
『海と毒薬』は冒頭、人間らしさを抜き取られ、
なお、『海と毒薬』で勝呂医師のそばにいたのは、
×・ラジオ体操第一
×・プランク
◯・起床時膝抱えストレッチ