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バレエストレッチDVD・登山筋、バレエ筋

台風ほか気圧の変化に弱いのですが、昨夜は変な時間に目が覚めてよく眠れず。寝不足と気圧とで頭がぼーっとするので、今日はクラスレッスンの予定はキャンセルして家でバレエストレッチ。先日、世界バレエフェス会場で絵葉書と直筆サイン付きで購入したDVDとヨガマット、バレエシューズがおとも。

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バレエシューズが25.0なのでDVDが小さく見えます

世界バレエフェスAプロ、このDVDのドロテ・ジルベールの『マノン』の「寝室のパ・ド・ドゥ」は手堅くきっちり、よいバレエだったなあ。Bプロは彼女、出るのかしら、などと考えながらDVDを起動。

結果、画面の中でしなやかなドロテ・ジルベール先生に内心、何度も「む、無理ですッ!」と言いながら1時間弱。筋トレメニュー二つ、有酸素運動メニュー一つ、ストレッチメニュー一つで精いっぱい、汗ダラダラ。身体は相変わらず硬いけど、やらないよりマシ、と思いたい。

 

ところで、わたしがレッスンでバランスだけはできる現象は、かつて登山をしていたときの筋肉のおかげなのかもしれません。

登山は下山のときに使う脚の筋肉がわりと独特で、日常生活ではあんまり使わない部位です。大人喘息になってさいきんハイキングくらいしかしていませんが、いざというときのために(?)、オフィスでは下りの場合はエレベーターは使わず、階段を下りるようにしているわたしです。

で、筋肉の使い方が違うので気づいていなかったのですが、たとえば岩場であのゴツい登山靴を履いていても、足の裏で岩の凹凸を感じ取って次の脚運びを考える、なんていうのは、わりとバレエのレッスンで使うのと近接した筋肉を使っていたのではないかと思うのです。バレエは水平な床の上で行うところ、山ではそうはいかないわけですが。

あと、そういう本格的な登山をしなくなって20年近く経つので、登山筋のかなりの部分がもはや脂肪と化している可能性があります。

それよりなにより20年の間に8キロは太っているので、新陳代謝のいい夏の間にレッスンに通い、完全食ベースパスタ | BASE FOODを食べて痩せつつ身体を作っていかないと。

ちなみに太るにもひとそれぞれパターンがあると思います。全身、満遍なく太っていく人、下半身だけ太る人、おなかだけ/から太る人、などなど。

わたしはおなかから太りはじめて、顔や手足は最後なのですが、二か月で3~4キロ痩せたところ、腕の肘から先が、「気のせいかな?」レベルに筋張ってきたのを発見。背脂とか腹肉はまだまだたっぷりだけど、膝も「気のせいかな?」レベルで少しすっきりしてきた感じがします。

 

 

お題「今日の出来事」

世界バレエフェスAプロ・クラスレッスン見学会

三年に一度の熱狂の祭り、開始。というわけで昨日は世界バレエフェス出演者のクラスレッスン見学会で朝から上野の東京文化会館へ。上野公園のなかを通って来たのですが、それでも暑く、開場までカフェで涼んでいました。

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さすがの暑さに朝9時過ぎだけどテラス席は無人

クラスレッスンは、サラ・ラムのプロの中にまじってもひときわ細い姿を見て、ふたたびムンクの「思春期」の絵の少女のようだと思ったり。

www.frangelico.co.jp

クラスレッスンでは登場するなり客席に大きく手を振り、スマホで手を振り返す客席の動画を撮るダンサーや、クラスレッスンの日なのを自覚していなくて入って来てふと客席を見てあたふたするダンサーなど、舞台とは違う面を見られて楽しい。とくに女性ダンサーはトウシューズ姿を見ることが多いのが、クラスレッスンだとバレエシューズで身体を動かしているので、「あれが基準となる動きか」と、自分のぜんぜんできてないレッスン時の勉強にもなりました。

 

見学会のあとは、座りっぱなしの身体をほぐすため、一回外に出て東京文化会館の周囲を半周してから、館内に戻って精養軒へ。カウンター席からバレエフェス用に飾り付けられたホワイエを見ながらランチ。桃のクリームスープと単品のハンバーグを。眠くならないよう炭水化物はやめておきました。

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開場して夫の人と落ち合ってからは、物販であれやこれやそれやと、瞬く間ににまんえん近く散財しました……。

news.ponycanyon.co.jp

sp.universal-music.co.jp

 

バレエフェス本体は、一日に脳が受容できる美の量を超えていて、時々気絶していました。今回はオーレリ・デュポン、アレッサンドラ・フェリ、エリザベット・ロスなど、すでに芸術監督としても活躍している年齢層のベテランが存在感を発揮している感じ。とくに「ラ・ルナ」を踊ったエリザベット・ロスは、年を取るのをやめてみたわ、という感じで演目も相俟ってこの世の理から離れているかのようでした。

この世の理から離れている、といえば、いつも「重力とは?」と驚かされることの多いダニール・シムキンの「ジゼル」のバジル。シムキンがあまりに軽々と踊るので、ミルタの呪いで無理やり踊らされて息も絶え絶え、というようにはとても見えず、「これもうシムキンのバジルは死んでいるのに気づいていないだけなんでは……」と思ってしまいました。

ヤーナ・サレンコはパートナーが来られないとのことで、急遽「瀕死の白鳥」。うーん、やはりロパートキナの「瀕死の白鳥」と比べてしまいます。ロパートキナのそれは、動物の声を聴くシャーマンのようなマジカルさで人と鳥の種別、そして性別をも超えた白鳥と、その生と死を見せてくれましたが、サレンコのそれは「素晴らしいダンサーが踊っている白鳥(雌)」だったので。

 

ところで世界バレエフェス、今回からKOSEがスポンサーについたのですが、女子のみのお土産が太っ腹。バレエフェスとKOSEのダブルネームの袋には、バレエフェスに触れてからの商品紹介に、2回分の化粧水とコットン、ファンデーション試供品、美容液試供品(大量!)という内訳。

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あ、ちなみに朝のクラスレッスン見学会ではなく、大入り満員のバレエフェス公演本体に来た女性客全員に引換券が配られました。

KOSE側の本気度がうかがえます。協賛についてこんなコメントも。

小林はコーセーの今後のバレエへの関わりを問われ、「アーティスティックスイミングやスケートに十数年協賛しています。(世界バレエフェスティバルは)3年に一度ですが、単発に終わらずに何らかの形で引き続き応援させていただきたい」と表明した。

spice.eplus.jp

会場をあとにしてからは、いつもの湯島ワイン食堂パパンに。今日もどれも美味しかった!

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鱧とソルダム、四種トマトのマリネ
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牛頭肉と夏野菜、帆立の雲丹ソース焼き
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鰯とセロリのペンネ、グレープフルーツのテリーヌ、ピーチメルバ

ブッポーソー図解

ブッポウソウというと、姿は色鮮やかですが、その名前の元となった鳴き声「ブッポーソー」は、実はコノハズクのものであることが判明、サントリーの日本の鳥百科では、「羽色は派手ですが、色に調和性が無く、美しい鳥といわれることは少ないようです」などと書かれてしまい、立つ瀬なしという鳥。

 

mobile.suntory.co.jp

 

あっ、誰ですか? 立つ瀬がないから飛んでいる、とかいうのは。

 

このブッポウソウ、もとは「仏法僧」から来ているわけですが、これは推古天皇の時代に制定されたとされる「十七条憲法」の二番目の条項「篤く三宝を敬え。 三宝とは仏と法と僧となり」という文言に由来するようです。

この「篤く三宝を敬え」はどの仏教でも同じで、チベット仏教ではほとんどのお経の前書きにあたる部分に「仏陀・法・僧伽(修行者たちの集まり)の三宝への帰依」が明記されています。三宝への帰依が仏教徒としての信仰宣言となっているのです。

 

ダライ・ラマ法王代表部事務所でもこの方針にならい、この三つがセットで存在します。先日の事務所内部の写真をごらんください。

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真ん中が仏=仏像を安置したお仏壇。日本だとお仏壇は奥に仏像があり、手前にご先祖の位牌、あれば経典がありますが、チベット仏教では仏像のみ。

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向かって右側にあるのが法、すなわち経典。少なくともこれを全部(!)覚えないと、僧侶の修士・博士課程試験にあたるものにエントリーもできないのだとか。

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そして向かって左側が僧伽=修行者たちの集まりの象徴、僧オブ僧、すなわちダライ・ラマ法王のお写真。タンカ(仏画)もありますね。移動式ゲルなどの限られたスペースでは、仏壇に仏像かタンカ、もしくはその両方と、法王や高僧の写真という飾り方も見られます。

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このようにチベット仏教では、仏陀とその教え及びその解説も含む経典、仏陀が示す真理を信じ、仏法が私たちを苦から護ってくれるものであると信じる僧伽に帰依します。

 

が、この帰依は受動的なものではありません。ダライ・ラマ法王がよく引用されるように「仏陀は自らの言葉ですら、信徒たちが言葉通りに受け取るのではなく、まるで鍛冶屋が金の質を調べるようにそれを調べ、検証するようにしなければならない、と明確に述べられました」という能動的な態度が含まれます。

オウム真理教がオウム神仙の会のときから、「絶対的な帰依」が条件と聞いて、宗教マニアだったわたしは「それは変だろ?」と思っていたし、そういう変な思想なのに、教祖がダライ・ラマ法王に面会して握手写真とか撮っているのを苦々しく思っていました。

ちなみにキリスト教でもローマ・カトリックは「神の検証」を哲学的に繰り返してきており、やはり「自省すること」や「自分で見て聞いて考えること」をおろそかにするのはどうか、というところがあります。伝統宗教は自身が腐敗に陥らずに生き延びるために、結局はそうした批判精神を内包するにいたったのではないでしょうか。

7/28~29のSFTJ in フジロック

◆7/28 本腰入れる土曜が来た

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◆7/29 あっという間に最終日

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https://twitter.com/SFTJapan/status/1023501905685692416

7/26~27のSFTJ in フジロック

◆7/26 設営設営! ビールビール!

 

おおっ、SFTJのアピール映像が!

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ちなみにこれを撮ったときの様子はこちら。一番奥がSFTJ代表のツェリン・ドルジェです。

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◆7/27 いよいよ開幕!

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初・レッスン用バレエシューズ

ようやく自分用のバレエシューズを買いました。今まで1回300円のレンタルだったのですが、ちゃんと通い続けられる確信がようやく持ててきたのと、レンタル代だけで2足分になる前に、と渋谷のチャコットへ。
もともと甲の幅が広いうえ、外反母趾なわたしの足。試着したら広幅タイプがよさそうだったのでそれを。今日が10回目のレッスンで、バレエシューズは2千円台なので、レンタル代で2足分は免れました。モトをとるというわけでもないけど、暑い中レッスンに通う、今週のお題「わたしのモチベーションを上げるもの」ですね。

shop.chacott.co.jp


この日のレッスンは代講の先生で、いつも子どもクラスを教えていて、しかも1時間のクラスで1時間半分の内容をやっているということで駆け足気味の進行。バーレッスンとセンターレッスン半々くらい、しかもセンターレッスンの内容が難しい! バーレッスンも途中から難しかったけど、それ以上!
できなくてモタモタしてても、先生、「大丈夫、これ1年かけて覚えるものだから」と優しくおっしゃるのですが、それにしても。前回、違う先生のクラスがバーレッスン9割、センターレッスン1割だったのもあり、差が激しい!
レッスン中、そしてレッスン後の更衣室で(今日の代講の先生は女性)、「いつもの超入門クラスどんなふう?」という話になったのですが、レッスン生みんな「うーん、先生によってそれぞれです」としか言えず。ちなみに今日の本来の先生は、代講の先生いわく「いかに怪我や故障せずに踊れるか? を解剖学的に考えている先生」とのこと。

 

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ほんとは電車の見える側に座りたかったけど……

レッスン後は窓から電車の見える秋葉原駅ビル内のおしゃれカフェ。ミニサラダ、帆立とオクラのトマトソースパスタ、テーブルパン、チョコミントタルト、紅茶と、そうたいして食べてないと思うんだけど(当社比)、しかもバレエのレッスン後なのにおなかいっぱい。パスタのハーフサイズがあったのはこのせい? 次回、レッスン後にこのお店に来るときは気をつけてハーフサイズにしておこう……。

なお、チョコミントタルトは上のクリームもミント色なんだけど、淡くて白に映るくらい淡い色。生のミントリーフも散らしてあって、けっこうミントな味わいでした。

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チョコミントタルト、おいしかったです♡

 

SFTJ in フジロック2018、今日から本番!

いよいよ今日から本番のフジロック、SFTJも昨日、NGOヴィレッジの設営をすませ、一足お先に苗場を楽しんでいます。

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台風が心配ではありますが、みなさま苗場のよい時間を! そしてステージの合間にNGOヴィレッジのStudents for a Free Tibet Japan(SFTJ)ブースにぜひお越しください!!

 

 

 

 

https://twitter.com/SFTJapan/status/1022373324523892736

NGOヴィレッジ全体の設営も出展者で協力し合ってやっています。この写真にもSFTJスタッフらしき人がちらほら。

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偶然、グリーンステージの映像チェックで流れたSFTJのアピール映像。男子はみんなチベットの民族衣装を着ていますね。

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