読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

球体関節人形展』を見るはずだったが、思いも寄らぬリンパ節の叛乱でそんな遠出はどうもできそうもない。今日だって、遅く起きてまた寝たりなどして、最終の回の『イノセンス』を観に行っただけでかなりいっぱいいっぱいだ。

しかも、『イノセンス』公式HPかインタビューで押井守が「モニタだと大きさの点で見えないからスクリーンで確認してほしい」と言っていたところは、じっと観ていたにも関わらず、確認できず。上映期間中にもう一度行かなければ…

ところで映画の話題とは関係なく、ネットで発見して驚いた土屋賢二の話。

わたしは土屋氏に関しては授業を聴講したことはなく、そのエッセイしか知らず、また土屋氏の上司である本田教授に師事し損なったという非連続にして無関係な関係なのであるが、彼のエッセイを読んでいると、ポリスで哲学者が「あいつらは論理学者でも倫理学者でも審美学者でもなく、詭弁家だ!」と言われたという故事を思い出す。

しかし、氏のエッセイは本業の余技であって、きっと本業では違う貌をしているのだろうと思っていたのである。なにしろ、氏はお茶の水大学文教育学部の学部長なのである。しかし、ついさきほどなにげなく飛んだ同大同学部の『学部長からのメッセージ』で、その予想は微塵に打ち砕かれた。ちなみにこの『学部長からのメッセージ』はほぼそのままの形で画像リンクした著書に採録されているようだ。

http://www.li.ocha.ac.jp/gakubucho.html

国立の、女子大学の頂点に位置する大学の学部報にこ、これが載ったとは…いや、しかしこれはちょっとした冗談にちがいない、とさらにこのサイトを見て廻る。

・スタッフ紹介
http://www.li.ocha.ac.jp/hum/staff3.htm

・試験問題
http://www.li.ocha.ac.jp/hum/tetsugaku/tsuchiya/coretest2002.TXT

うーん、この『ツチヤ学部長の弁明』(ISBN:406212078X)といったほうがいいものたちを読むと、やはり土屋氏は、大学で哲学ではなく詭弁法を教えているのではないかという気がしてきた。