歌声ライブとABC、そしてケンタロウ・スイーツ
◆TASKE presents東西合併企画ACT.53@武蔵小金井アートランド
仕事のあとアチャコさんたちのユニット・2525稼業(http://www13.ocn.ne.jp/~msr/2525/)のライブへ。ほんとにこっちでいいんだろうか、行き過ぎてないだろうかと不安が兆したところで、ライブハウスから出てきていたアチャコさんに発見される。着いたときにやっていたバンド・パイカル(http://www5e.biglobe.ne.jp/~paical/)がすごくよい。
ベース、ギター、二胡にバスクラリネットと民族楽器っぽい喇叭にキーボードという構成で時にジャズっぽい音。曲が進むうちに天児牛大みたいに抽象的な動きで踊り出した喇叭氏は、次第に女形がかった土方巽のような具体的な動きで客席に迫る。音の混沌さと相俟って、紅テントってこんなだったのかしら、としばし幻惑された。
そして満を持して2525稼業、歌の作者・高橋裕さんのギター付きで、デビュー後、二度目のライブ! ふたりの声のハーモニーと、歌の調子と言葉、外見からは、高野文子『おともだち』所収の切ない中篇、「春ノ波止場デ生マレタ鳥ハ」が思い出されてしょうがない。郷愁というには甘味の少なく、悔恨するほどには苦くない、生姜キャンデーみたいな味わいでした。また聴きに行きたい。
◆とつぜん、こつぜんと
今日でABCが閉店だったと知ったのは、武蔵小金井から帰ってからのこと。知ってたら、会社からライブハウス行く途中にあるABCに行ったのに! そういえば、ルミネで眦決したおしゃれお嬢さんがABCのある階で降りて行ったのはもしかして、とかいろいろ考える。と言っても、ショック過ぎて当日・翌日はとても言葉にならなかった。
それにしたってさ、お別れする時間さえ残さず行っちゃうなんてさ。あの、確実にきちんと中身が把握されているに違いない本棚に囲まれるという知的体験の場が、ごっそりすっかり消えてしまうなんてさ。いったい、これからどうすればいいのさ?
待ち合わせ場所で、図書館で、ギャラリーで、そして紛れもなくまっとうな本屋だったABCのない東京なんて、どんなレストランが、クラブが、カフェが、ギャラリーが、美術館があろうができようが、意味がないじゃないよのさ。
◆さかさまプリン
ケンタロウ×ファミマの、キャラメルプリンにカスタードソースのプリン。プリン部分のキャラメル度合いについて、あまり期待してなかったんですが、濃い! キャラメル+カラメルのような味わいで、濃い!! ここまでやってくれたら言うことなし! さすがケンタロウ!
オフィシャルインフォ>
http://www.family.co.jp/sho/ori/chopping/index.html