引き延ばされ続ける思春期と戦後
もともとTVで見かけて気になっていたところを、雑誌「comic新現実―大塚英志プロデュース (Vol.2)」に載っていたササキバラ・ゴウ、更科修一郎両氏のレビューで俄然、興味が沸き立ってしまった『忘却の旋律 1』を見る。
第一巻以降、舞台は学校を中心とした世界の外へ展開するみたいだけれど、そこにも立ち込めているらしい強烈な閉塞感と、それへのアプローチに興味津々です。
これを手がかりに、『日本人とユダヤ人』(さいきん、『日本人と中国人―なぜ、あの国とまともに付き合えないのか』ってのも出してますね。それにしてもすごい副題だ!)みたいに、なぜ自虐・自責ネタがこうもウケるのか、ということも考えて行きたいなあ。