『忘却の旋律』の居心地悪さに浸る
ただいま、連れがいつの間にかオトナ買いしてた『忘却の旋律 1 (通常版 初回出荷限定価格) [DVD]』〜『忘却の旋律 第4巻<通常版> [DVD]』を見る日々なのですが…
それにしても、先に、雑誌「comic新現実―大塚英志プロデュース (Vol.2)」で、ササキバラ・ゴウ、更科修一郎両氏の秀逸なボーセン世界の構造解明的な評論を読んでから見ているとはいえ、うーん、オトナのアニメファンにとって、これは居心地が少々悪い作品です。それを求めて見ているのだから、狙い通りといえばそうなのですが。
今までのところは、作中のオトナの在りようにもぞもぞするのですが、評論を思い起こすと、巻が進むとオトナへのもぞもぞが激しくなるようです。安保下の自虐的なニホンのオトナに、これほどふさわしいアニメも、そうはないんじゃなかろうか。