読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

『白洲次郎 占領を背負った男』

白洲次郎 占領を背負った男
ビルドゥングス・ロマンとして、単純に面白い。集中してあっという間に読み終えてしまった。近現代歴史小説がみんなこんな内容と構成なら、おじさんたちが読みふけるのもわかる。

けど、日経の連載小説って、別にこんな血沸き肉踊る実話ルポものじゃないよね。愛ルケとかでムダにおっさんたちの劣情駆り立ててないで、もっと別のもん駆り立てる連載小説があればいいのに。

っていうか、そういうものこそが教養小説(ビルドゥングス・ロマン)じゃん。