2006-08-19 『白洲次郎 占領を背負った男』 読闘 ビルドゥングス・ロマンとして、単純に面白い。集中してあっという間に読み終えてしまった。近現代歴史小説がみんなこんな内容と構成なら、おじさんたちが読みふけるのもわかる。 けど、日経の連載小説って、別にこんな血沸き肉踊る実話ルポものじゃないよね。愛ルケとかでムダにおっさんたちの劣情駆り立ててないで、もっと別のもん駆り立てる連載小説があればいいのに。 っていうか、そういうものこそが教養小説(ビルドゥングス・ロマン)じゃん。