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フリーチベット大集会&デモ@外苑前日本青年館:当日編

かなり遅くなりましたが日記更新。


いいお天気だし、たぶん3月のデモの二倍は来るだろうなーと、デモの前の集会に確実に参加できるよう早めに日本青年館へ。アリゾナから帰国中のTさんと現地で落ち合う。そのお友達のAさんにも紹介されて、日本青年館のホールへの階段の上で話していたら、10年以上前にアクロス・ザ・ヴューのモーリーのどれかイベントでニアミスしてたかも?! という奇縁に微笑。

ちなみに前日は夜なべしてアイロンプリントなど。写真のほかにもいとうせいこうのフリー・ビルマTシャツの背中の「We are Buddist,too」を改編してチベット仕様にしたりとか。デモ用の旗はネットで旗を分けてくださる方があり、すごいタイミングで入手。無印のクイックルワイパー用の柄を旗竿にして振ってました。


デモ前の集会はスピーチされる方の人選が非常に練られていて、チベットだけでなく、中国国内の少数民族の現在が一度に分る濃い時間でした。内モンゴル人民党の旗も見ることができました。そろそろ会場を出る準備をしておこうと荷物の上にかがんだら、司会のモーリーの声が急に途切れて、「?」と思ったら、モーリー感極まって泣いてる! しかも客席から「モーリーがんばれ!」って主に男子の野太い声援が(笑) 外見は以前のスリムさはなくなってだいぶ貫禄ついてるけど、中身はあんまり変わってないみたいですね。その後、モーリーの「フリー・チベット、フリー・トルキスタン、フリー・内モンゴル、フリー・ジャパン、フリー・あなたとわたし!」を二回繰り返して集会はお開きに。

さて、それからデモ、だったのですが、まずは日本青年館に入りきらなかった人々が先に出発ということでロビーに並んで待機。その間にスタッフの方が配ってくれた折鶴ブレスなどを装着。街に出てからはかなり前方の、目視できるかぎりまでずっとチベット東トルキスタンの旗がひらひら見えていて、あらためてすごい人数が日本青年館のまわりに集まってたんだなあと感心。3月のデモの時のように、まったく和らぎのない目つきで執拗に写真を撮ったりビデオを回したりしている某国当局の方々に呆れたのもすぐに忘れてしまうほどのそれはすごい行列でした。が、この時点ではまだぜんぜんデモ隊の全体像はつかめていなかったことが、デモの終着地の代々木公園で判明。

そこでは、チベット東トルキスタンのほかにも日の丸やいろんな旗がはためいてましたが、1000人収容の日本青年館、しかも一階席の前から10列目以内で最後のほうに出たはずのわたしたちのあとからあとから、まだまだデモ隊が到着し続けるのです。


あとでぐぐってみた報道ではなぜか参加者2000人と3月末の六本木デモの際と同様、半分くらいの人数になってましたが、実際は4200人くらいだそうです。たしかに代々木公園のこの広場でも2000人どころじゃない状況でした。3月のデモの時点では「デモくらいしか、もうできることがないから…」とかなり悲観的な気分でしたが、この日の集会でのいろいろな方のお話や、圧倒された参加者の人数で、最初は不可能と思われていた公民権運動のように、アパルトヘイト撤廃のように、なんとか道筋がつきつつあるのではないか? と思うことができました。


でも、デモのように動的な活動で満足せずに、署名活動などの静的な運動も引き続き地道に継続していかねば、と日記を書きつつ改めて思い起こしています。