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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

長距離バスターミナル・カレー

最終の回の映画を見終わって、そぼ降る雨の中、ラストオーダーぎりぎりにインド料理屋に到着。隣が長距離バスターミナルで、地方に翌朝着くのであろう大型バスが次々と発車していくのを見ながらの晩餐。なんともいえない情緒を感じます。ほとんどの車両の窓が、あの見ただけで埃のにおいを思い出してしまいそうな、あのあずき色のカーテンを引いてました。食べたものはこんな感じ。

タンドリー・カジキ
黒豆カレー・塩
サグ・マトン
タンドリーチキンマサラ
サフランライス
芋豆挟み込みナン

タンドリー・カジキは要するに、カジキマグロをタンドリーチキンと同じタレにつけて焼いてあるわけだが、まずこれが滅法旨い。おべんとうのおかずによさそうな、ごはんと相性のよい味。

カレーは最初、黒豆カレーとほうれん草&マトンのカレーを頼んだのだが、意外にサフランライスの量が多かったのと、野菜を挟み込んだナンが、カレーがなくても完成しているブツだったので、急遽、タンドリーチキンマサラを追加。

黒豆カレーは黒豆というよりあずきのような豆の入った赤茶色のカレーで、田舎料理のように塩が効かせてあった。ほうれん草&マトンのカレーとタンドリーチキンマサラはどちらもマイルド。とくにタンドリーチキンマサラはバターチキンのように甘め。そんなところも「バスターミナル横のカレー屋」っぽいなあと感慨深いばんごはんなのでした。

しかし、まあわかってはいたけどまたしてもデザートなんて論外!というくらい満腹になり、タクシー帰宅。インド料理屋に行くと、それがどこでもおいしければこういうことになってしまうわたしたち。学習能力ナシ!