映画
映画『羊飼いと風船』予告編 気付いたら一日一回上映になっていたので岩波ホールのチベット映画特集の前に。階段の壁に、パンフレットに使われている蔵西さんの絵がチベット生活解説パネルとして貼ってありました。パンフレットより一つ一つの絵が大き目なの…
来日予定だったのが新型コロナ禍で中止になったマシュー・ボーンの『赤い靴』を映画バージョンで見た。このご時世で以前のように隣に他人がいての映画鑑賞はちょっと控えたいというバレエ好き、映画好きが、ル・シネマでの座席を市松状に間引いての上映に殺…
「◯◯さんが親だなんて、ズルい」 そんな「ズルい」の使い方に違和感がある。「ズルい」というのはわたしにとっては、意識的にズルいことをした点について責める言葉、もしくは依怙贔屓のように、ズルをさせよう、下駄を履かせようという行為を咎める言葉だか…
kuitomete.jp 能年玲奈(のん)を心置きなく鑑賞できる映画でした。のんの鼻の付け根ってけっこう上のほうだったんだな、とか。 というと「アイドル映画かよ?」と思われそうだけど、アイドルがアイドルであるというだけで夢中になれる年齢をだいぶ過ぎてし…
真実(原題 La Vérité )- 映画特報 第76回ヴェネツィア国際映画祭2019オープニング作品 もう一昨年になってしまいましたが、是枝裕和新作映画『真実 La Vérité』を見ていました。カトリーヌ・ドヌーヴと脚本が怖かった。大女優の業がこれでもかと描かれる…
www.youtube.com うーん、映画としての出来がいいだけに、モヤモヤする……。アン・ハサウェイがインド英語みたいな英語を話しつつも台詞まわし、美貌、おしゃれ度と、荒木飛呂彦漫画の美しき悪役のようなところは満足なのですが……。 www.youtube.com 最初と最…
www.youtube.com 思った以上にガツンとやられた映画だった。去年、旅行してきた先を舞台に、いかに自分が彼らから簒奪し続けているかを突き付けられるのだ。 mmc.hateblo.jp 同時に、じゃあ洋服を着て椅子とテーブルで生活して、チベット人という少数民族支…
その1:コーヒー×炭酸 コーヒーの酸味に炭酸の酸味を合わせるというのが、どうしても受け入れられない。両者の酸味は合わないと思うし、なんならコーヒーの酸味は別の酸味と合体すること自体が鬼門だとさえ思うからだ。チーズケーキの酸味とか、別々に口に…
理由はなにかというと、湿気。 わたしはこの時期、湿度が高くなると動きが全般的に鈍くなります。たぶん気圧が低くなるのも関係しているとは思うのですが、湿気になれるのに時間がかかる! 不調のあまりに用事をキャンセルせざるを得なかった日もあります。 …
ふと思ったのです。シレジアって、どこだろう。バレエ『ジゼル』のあらすじには、こうあります。 ぶどう栽培を営む村。母親とともに暮らす娘ジゼルは、ある若者──じつはシレジア公爵アルブレヒトと恋に落ちている。(パリ・オペラ座バレエ団『ジゼル』あらす…
エンドロール、わたしの脳内では『聖母たちのララバイ』が流れていました。それくらい見事な火サス風味だったのです、この映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は。脚本には穴があるけれども、そこがまた火サス的なツッコミ待ちを思わせてよかったなあ…
映画『シュヴァルの理想宮 シュヴァルの理想宮』本編映像~理想宮作り~ 奇人変人を見に行ったはずなのに、世の生きにくさと死による救いに泣かされて帰ってきました。おかしいな……。 クリスマスに見ようと思っていたわけではないのですが、ちょっとしたこと…
◆キラキラ地名 南アルプス市が誕生した時にも驚かされましたが、山形市アルカディア、という住所があると知って、キラキラならぬクラクラしています。ここで育つと、わが青春のアルカディアになるわけか。 わが青春のアルカディア [DVD] 出版社/メーカー: TO…
読書しているときに、本題とはたぶんあんまり関係ない寄り道的なエピソードに引っかかって、そこから妄想が始まることがよくある。えっ? 読書中だけじゃないだろうって? ええ、まあ、そうですね。 たとえば道を歩いていてふと見かけた進学塾のこの窓には、…
www.youtube.com 映画『記憶にございません!』、笑って笑って、身につまされて、同監督の『笑の大学』を思い出す。たとえ現実に総理が記憶喪失になったとて、映画内の総理の記憶喪失前は5カ国語堪能、能力そのものに雲泥の差があるので何も期待できることが…
終了直前ギリギリに高畑勲展。けど、天才の仕事を、天才性の求められない仕事をしている凡人が仕事前に見るもんじゃないですね。仕事とは……。仕事って、なんだっけ……。みたいなことになるので。 というのも、とにかくその才能と容赦ない仕事ぶりに圧倒される…
www.youtube.com わたしは登山記録とバレエを見るのをやめられない。それはどちらも、「人間は、身体をここまで拡張できるなら、 精神も拡張できるのでは」という希望を持たせてくれるからだ。そんなわけで待ちに待ったクライミングのドキュメンタリー映画『…
美しいものを見たなあ、という感慨に浸ることができるフランス風アニーのような映画です。 「子どもはあんなこと言わないでしょ」と感じるようなディリリの言葉も、「いや、でもここまで徹底的にフランス語を身につけた、しかも女子ならこの年齢でも言うかも…
恵比寿の写真美術館で『ホフマニアダ』と『マイリトルゴート』。『ホフマニアダ』はもう少し家から行きやすい渋谷のイメージフォーラムで、けっこうな期間かかっていたのに、気づいたのが終映間近で、次にスクリーンで見られる機会をうかがっていました。 ww…
最初、この子は女の子になりたいのか、それともバレリーナになりたいから女の身体がほしいのか、とかいろいろ考えてしまった映画『Girl/ガール』、いろいろ痛い映画でした。 心理的な痛さは、トランスジェンダー(というかトランスセクシャル?)の悩める青…
世間はディズニーの『アラジン』流行りのなか、公開時間も限られてきたハリウッド製ゴジラを見てきました。そのうえでこの映画、客電がつくまで絶対に帰らないことを、まずお勧めしておきます。 www.youtube.com とにかく素晴らしかった! 芹沢博士は現代な…
www.youtube.com 平日でサービスデーでもないのに、新宿武蔵野館はけっこう入ってました。バレエファンではない、ソ連クラスタというか、ロシア語クラスタのご老人がちらほらいたのが興味深かったです。「久しぶりにロシア語聞いたよ~」なんていう会話をし…
三月は忙しさのあまり、読書は進まないしバレエのレッスンは二回しか行けなかったしブログも更新してませんでしたが、映画はときどき見てました。 『翔んで埼玉』 《茶番劇アワード》エントリーNo.4 そこらへんの草でも食わせておけ編 (映画『翔んで埼玉』大…
押井守監督がまた悪あがきを始めました。 最新作はなぜか低予算の実写映画 低予算でもまだ押井守の実写映画に出資する人がいるのか? 人気タレントに頼らず、オーディションで選んだ新人をワークショップで鍛え上げ なぜ、『紅い眼鏡』『トーキング・ヘッド…
◆ストレッチ教室 二回目は60分コース。日本語学科卒のトレーナーさんと、わたしの仕事の話から、書き言葉と話し言葉などについて話しながらキツさを紛らわせる。 文学は芸術作品だけど、新聞記事や雑誌記事は工業製品、たまにどちらにもどっちともいえないも…
第91回アカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー賞は、クライミングのドキュメンタリー映画だった! それについて長ったらしくも熱苦しく語るので、今回は目次を導入してみました。 究極のクライミング映画、アカデミー賞受賞! 映画、ドキュメンタリー、登山も…
グァダニーノ版『サスペリア』、公式サイトの町山智浩さんのネタバレ解説動画を見て一晩たったら、脳内で町山さんのヤクザ映画解説や、それにつられて近年のたけしのヤクザ映画が混入したのか、クライマックスシーンで妄想が展開する次第。だってほら、悪役…
リメイク版『サスペリア』、面白かったです。見る前から、「ティルダ・スウィントンがピナ・バウシュすぎ!」と思っていましたが、想像以上にピナ・バウシュだし、舞踊団もヴッパタールだし、「ヴッパタールとピナをディスってる!」と問題にならなかったの…
バレンタイン商戦たけなわですね。バレンタインのかわいらしいパッケージのチョコレートの前だと、さすがに腐女子も妄想しないだろう、と思うでしょう。 だがしかし、バレンタイン商品でもわたしは元気に腐妄想しています。 ◾︎スナフキン×ムーミンパパ メリ…
ディズニーのオリジナルストーリーですが、この「メリー・ポピンズ」なら天国のトラヴァースさんも「ふん、まあまあね」と言ってくれそう。わたしは大満足でした! 冒頭のガス灯のあるロンドン、そしてセントポール大聖堂ですでに涙ぐんでいたほど、心の中の…