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映画

都内にいるか、長野に行くか

このイベントに行く予定です> http://www.tokyopros.com/dalai_lama/ ■『慈悲を生きる〜ダライラマ14世とチベット』上映会 〜 Compassion In Exile - The Story Of The 14th DALAI LAMA 〜【日時】 :2008年4月26日(土) 開場18時20分 開演18時45分〜20時 【…

『ローレライ』感想・その2

ある意味、オタ属性リトマス試験紙として、今後の映像コンテンツの動向マーケティングに有効なんじゃないかとさえ思われる戦争エンタティメント映画『ローレライ』。しかし、サブカル、というか、アニメへのオマージュがあからさまで、元ネタとかに思い入れ…

『ローレライ』

(帝都物語+帝都大戦)×潜水艦な映画だと思って見に行ったら、さらにそこに、×ラピュタ、でした。ムスカ役とかいたし、あ、ピエール瀧*1のクロトワ役もいたなあ。ドイツから来たプラグスーツなお嬢さんとかもあり*2。あと、CG好きとしては画面にほとんど…

『Howling in the Night2005〜押井守、《戦争》を語る』

戦争に反対したり、あるいは賛成したりするには、まず戦争について知らなければそうする権利はないと常々思っているわたしにとって、忙しくなる年度末のヘソ部分で、希望の星のように楽しみにしていたイベント*1です。東京タワーを見下ろす高層ビル40Fで聞…

『パッチギ ! プレミアム・エディション [DVD]』

去年のはじめから、おもしろい! と感じる新作映画は『イノセンス』『下妻物語』『LOVERS』『笑の大学』『カンフーハッスル』ほか、どれも、やりすぎ感があるものばかりだけど、『パッチギ ! プレミアム・エディション [DVD]』*1もそうでした。でもそのやり…

『カンフーハッスル コレクターズ・エディション [DVD]』

衣装に萌え☆なのです、とにかく! もうねぇ、女子の衣装がすてき過ぎ! オリーブ的にして乙女的。文化大革命前の中国のそこそこ都心部、という設定なので、洋服中国服入り交じっているんだけど、ヒロインの洋服はもちろん、モブの女子の中国服の生地やネグリ…

『理由』

いやあ… みごとな大林映画でした。よくできてるくせに、怪作。 出てくる登場人物人物、いちいち有名人なのに、というかだからこそ、そこに無名性が生まれて、でもそれぞれのさすがの演技の巧さで実在性が生まれる不思議。そんなふうに殺人事件が題材の小説を…

『Nathalie... 恍惚』

ひさびさに、近来稀に見る底意地の悪い映画を見た。エマニュエル・ベアールが愛の行為を「語る」、というのに惹かれて見に行ったのだが、この映画、ベアール主演とあちこちで喧伝されているけれど、彼女のファンにとっては、とても居心地の悪い映画だと思う…

『2046 [DVD]』

そしてこれは、妄想の電車のなかに物語のある映画。二番館のラスト1本割引で900円だし、絵葉書に写った景色が絵葉書どおりか確認するかのように見るにはいいか、と軽い気分で見に行ったのですが、まったく思っても見なかった事態に陥ってびっくり。 見終わっ…

市川雷蔵祭りは明日の24日までですが、今日のわたしにとっての最終回、『お嬢吉三 [VHS]』は40分程前に様子を見たら、すでにすごい列。立ち見も覚悟したけど座れました。終わったら次の回の、泉鏡花原作ものの列はすでに長蛇。やっぱり歌舞伎と文芸もの原作…

『ある殺し屋の鍵 [DVD]』をシネスイッチ銀座で。

上映中、ずっとマナーの悪い人間が隣に座っていたのが影響しているのかどうか、きわめて観た後の印象が殺伐とする映画。同じ監督、同じ脚本家、同じキャメラの陣容なのに、前作の『ある殺し屋 [DVD]』のような爽快感がぜんぜんないのです。だって、主要登場…

『好色一代男 [VHS]』

オーケストレーションで幕が開く西鶴! かっこいいぜ増村保造! 雷さまの世之介は、もうほとんど諸星あたる。どんな境涯でもひたすらアホとしかいいようのない徹底した女好き、あの外見ならモテて当たり前なのに、もはやアホを通り越してあっぱれな世之介を…

銀座で『陽気な殿様 [VHS]』を。

じいやも遊び人の乳兄弟も無愛想な見合い相手も、すべての登場人物がとにかくかわいらしい! 天知茂の人斬り浪人でさえ愛嬌がただよってます。もちろん雷さまは主役の陽気な殿様で、えらく母性本能引き出し力の強いキャラ。やんちゃで機転が効いて剣に強く頼…

『ある殺し屋 [DVD]』

今見てきたばかりなので、とりあえずメモ。まるでTVシリーズの緑色ジャケットのファースト・ルパンな世界。というか、この映画のほうが元ネタですね。野川由美子はまんま不二子ちゃんなキャラだし、雷さま演じる塩沢は女に弱くない次元か五右衛門の雰囲気。…

『切られ与三郎 [DVD]』

あれ? 雷様と勝新の鉄仮面もの痛快時代劇コメディの傑作『江戸へ百七十里 [VHS]』を見に来たはずが、『切られ与三郎』でした。まあ、これも見る予定リストに入ってるからいいか。今日は富士真奈美がかわいくてかわいくて! 下の写真はモノクロですが、映画…

今日の雷蔵祭

午後から銀座に出るも、お目当ての雷さま映画『斬る [DVD]』は開始40分前ですでに立ち見! 気力体力に自信がなく、ペルティエで映画館内用に買ったサーモンとチーズのサンドイッチを手にとぼとぼ帰り、帰り道でまた舞茸のキッシュ、ベーコンのキッシュを買っ…

舞台で見たい(褒め言葉)『LOVERS [DVD]』

ミッションインポッシブルな恋人たちが『藪の中』な映画でした。ワイヤーアクションとCGを駆使した冒頭の踊りのシーンで、もうまばたきが惜しいくらいに見る快楽が押し寄せてきます。殺陣も、まるで格闘系ゲームのデモ画面のように美しい(CG好きなわたしに…

やべーーーーーーーー!

『下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉 [DVD]』の映像特典「一角獣初恋ものがたり」ヤバすぎッ! 「木更津キャッツ」好きは雄叫びもんですよこの中学生男子のアホっぷり。『下妻物語』本編が、マンガなら安野モヨコなら、この「一角獣初恋物語」は…

若尾文子かわいすぎ!

今日は、わたしが「狂四郎」じゃない市川雷蔵を知るきっかけになった『初春狸御殿 [VHS]』が朝イチでかかる日。この映画、喜劇俳優としての雷さまだけじゃなく、日本の娯楽映画への蒙を啓いてくれたスゴい作品。なので、きっと混む!と早めに家を出たのです…

『下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉 [DVD]』

キター! さすがにあまりにテイストが対極な映画観て帰ってきたあとだし、まだ観てませんけど、早く連れに見せたい。そしてそのあとはいろんな人に見せまくりたい!

『陸軍中野学校 [VHS]』

当たり前だけど、目張り、つけまつげありの『眠狂四郎』のときとは打って変わった顔が見られる現代劇。説明しすぎず、かといって不親切じゃない、かつスタイリッシュな流れは、哀しいスパイの物語に最適です。ただうら寂しいだけじゃなくて、ところどころ共…

知らざあ言ってぇ聞かァせやSHOW!

朝イチで雷さまの『弁天小僧』。隠居爺に手篭めにされそうになってる落ちぶれた武家の純な娘を助け出し、相愛の仲になりかけるも、「いや、いけねぇ。おいらの咎はケチな詐欺や盗みばっかりじゃねぇ、住む世界が違うんでぇ」と身を引く。…これってば、まるで…

キャー☆雷さまッ!

参りました。雷さま祭1本目、『忍びの者 [DVD]』でノックダウンされました。ヨン様とか言ってる人々をどうこう言えません。ていうか15年くらい前から雷さま雷さま言ってる時点で、よく考えたら… 『忍びの者』は、明るく女好きな、才能あるけど人間臭い忍者の…

舞台もいいけど映画もね

冒頭。笑いでさんざめく客席が写されていく。よくまあここまで「昭和初期な顔」を集めたり粧ったなあ、とそれだけで魅了されてしまう、チャーミングなオープニング(映画『笑の大学』サイトで昭和初期な観客が笑ってるのが見聞きできます>http://warainodai…

今度こそほんとーに

やばい。どきどきしてきた。http://kadokawa-pictures.com/rai-sama/film/theater.html

『下妻物語』

始まってすぐ、「VIVA YOU」のロゴ入れた黒地に白水玉スクーターが疾走する場面での「NOVALA TAKEMOTO」の入り方からもうテンポにはまって、寒くもないのに両肩鳥肌、で心の中でまず「やっべぇ」三唱。こういう時に自分の地を自覚するね。頻繁にキマる土屋ア…

『ビッグ・フィッシュ』

今日も目黒シネマだったんだけど、そんな泣き通しにはならなかった。ウォータープルーフながら、マスカラ控えめにして覚悟してたんだけど。でもいい映画だったよ。今リバイバルでかかってる、同じティム・バートン監督の『ナイトメア・ビフォァ・クリスマス…

恋と東京の。

・20代で見られてシヤワセだった東京版『時をかける少女』。なにせ、「深町くん」が還ってくるのです!20世紀ノスタルジア デラックス版 [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2002/04/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ …

そして帰宅後

もうひとつ、「東京の街と恋」の映画を見はじめたが、途中で入眠。こちらは恋の楽しさではなく、中年にさしかかってからがより突き刺さる、年齢や立場ゆえの恋の苦さが味わえる。

『ロスト・イン・トランスレーション』

見終わって出た映画館の外が、近未来SF映画を見たあとみたいに、違って見える。この映画を見て、東京にまた恋をしたのか、東京でまた新たな恋をしたい気分になったのか、と考えていたけれど、答えはなかなか出ない。 そもそも、わたしがはじめて東京に恋をし…